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試合中の珍事に「何この選手優しい…」 観客&視聴者を魅了、男子バレーの紳士的行動の数々

バレーボールネーションズリーグ(VNL)男子の2024福岡大会(西日本総合展示場)は9日に終了し、日本は3勝1敗(通算6勝2敗)の結果を残した。先月のブラジル大会では不在だった石川祐希、高橋藍の2人も合流し、迫力ある攻撃や抜群の連係を見せてチームを牽引した。ファンを熱狂させた大会を振り返る。今回は「微笑ましい」「心が温かくなった」と話題になったスポーツマンシップについて。

男子バレー日本代表【写真:VNL提供】
男子バレー日本代表【写真:VNL提供】

9日まで行われたVNL男子福岡大会

 バレーボールネーションズリーグ(VNL)男子の2024福岡大会(西日本総合展示場)は9日に終了し、日本は3勝1敗(通算6勝2敗)の結果を残した。先月のブラジル大会では不在だった石川祐希、高橋藍の2人も合流し、迫力ある攻撃や抜群の連係を見せてチームを牽引した。ファンを熱狂させた大会を振り返る。今回は「微笑ましい」「心が温かくなった」と話題になったスポーツマンシップについて。

○6月5日 日本のセッター・関田誠大とドイツ選手の国境を越えた友情の凸凹コンビ

 フルセットの激戦の末に勝利した5日のドイツ戦。試合後には関田がドイツのアウトサイドヒッター、フロリアン・クラーゲと健闘をたたえ合い、2ショット写真に納まった。身長191センチとされるクラーゲと175センチの関田との身長差は16センチ。それでもクラーゲが頭を傾けて関田に寄り沿い、仲睦まじい様子を見せている。2人はポーランドリーグのクプルムルビンでチームメートだった。

 ネーションズリーグ福岡大会公式Xが写真を公開すると、ファンからは「また話している姿を見られたの嬉しい」「話しに来てくれてありがとうクラーゲ」といった声が上がっていた。

○6月7日 主将の石川祐希が肩を組んだ相手に反響

 0-3で敗れた7日のポーランド戦。疲労の影響で欠場した石川は試合後、相手コートに歩を進めた。健闘を称え合ったのは、セリエAの強豪ペルージャに所属するカミル・セメニウク。石川が来季から所属するチームだ。2人はすぐさま自撮り。石川は相手の腰に手を添え、セメニウクも肩を組みながら笑みを浮かべていた。絆を深めた画像がXで拡散。ファンからは感激した様子の投稿が相次いだ。

「なんだか心がとってもあたたかくなりました」
「来季が楽しみすぎる」
「楽しそうな写真見ちゃった…」

 石川はこの日、リベロの黒いユニホームを着用したことも大きな話題となった。

○6月8日 勢いあまった西田有志が相手選手とハグする珍事にほっこり

 3-1で勝利した最終日8日のスロベニア戦の第3セット。14-13から西田がレフトからスパイクを叩き込んだ。日本の得点となったが、西田は勢いあまってネットをくぐり、そのまま相手コートへ。目の前にいたウルナウトをぶつかりかけたが、なんとそのままハグを交わした。ウルナウトは微笑。実はVリーグ・ジェイテクトSTINGSで一緒にプレーした間柄だった。

 生中継にも映った珍事。気づいたX上のファンは「突然のハグ!!」「ウルナウトの顔が優しすぎて好きになっちゃった笑」「穏やかな気持ちになった 優しい世界」「凄い好き」「ハグかわいかったw」「何この選手優しい…ほっこり」「スポーツマンシップだわ」「リスペクトあっていいよね」「微笑ましい」となごんでいた。

 日本男子は昨年10月にパリ五輪の出場権を獲得しており、今大会は金メダルだった1972年ミュンヘン五輪以来52年ぶりのメダル獲得に向けた前哨戦。18日からフィリピン・マニラで開催される予選ラウンド第3週を経て、8チームが27日からポーランドで開催されるノックアウト方式のファイナルラウンドに進出する。

(THE ANSWER編集部)


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