今度は1階級下から井上尚弥を「倒せる」と挑戦状 「ヤツは無敵じゃない」井上兄弟撃破まで豪語
ボクシング界で今や世界のボクサーからターゲットにされる世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(大橋)。将来的な転向が注目される1階級上のフェザー級からの挑戦状が相次いでいるが、1階級下のバンタム級からも熱視線が注がれている。
WBA世界バンタム級9位のエロス・コレア
ボクシング界で今や世界のボクサーからターゲットにされる世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(大橋)。将来的な転向が注目される1階級上のフェザー級からの挑戦状が相次いでいるが、1階級下のバンタム級からも熱視線が注がれている。
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米専門メディア「ボクシングシーン.com」に紹介されたのが、WBA世界バンタム級9位のエロス・コレア(米国)。31歳で14勝(9KO)1敗の実力者で目下4連勝中だ。「怖いもの知らずのコレアがサンティバネス戦がイノウエ戦へとつながることを願う」と題した記事の中で「まず、弟(拓真)を目指す。ヤツを倒した後に、兄貴(尚弥)を狙うさ」と豪語し、WBA世界バンタム級王者である拓真を撃破→尚弥に挑戦という青写真を描いている。
その上で「(尚弥を)倒せるよ。可能性はある。ルイス・ネリにダウンを奪われたのを見ただろ。アイツは無敵じゃない。何でも起こりえるんだ」と5月6日の試合でプロ初ダウンを喫したことを引き合いに出し、モンスター撃破に自信をのぞかせた。記事は4日(日本時間5日)のもので、5日(同6日)に控えていたウォルター・サンティバス(米国)との試合は相手の体重超過により中止になった。
それでも「オレは誰とでも戦う。こいつ(サンティバネス)と戦うが、これは簡単な対戦じゃない。だから、日本で誰とでも戦うよ」とも語り、「この階級(バンタム級)は極めて競争力が高い。現在の世界王者全員を倒せると感じている。オレが全員を一掃できるとかそういう意味ではないよ。ただ、実力が拮抗しているから、いつ誰が勝ってもおかしくないということだ」と活況のバンタム級戦線についても評していた。
井上からすると、当面は対戦候補に入ってくる存在ではないが、こうしてターゲットとして口にされるのは、それだけ世界のボクサーから目標とされていることの裏返し。モンスターはボクシング界でキャリアを重ねるごとに存在感が増している。
(THE ANSWER編集部)