日本男子、世界1位に0-3完敗も…光った23歳大塚達宣「悔しい」 最終戦へ「エネルギーを出す」【ネーションズリーグ】
バレーボールネーションズリーグ(VNL)2024福岡大会(西日本総合展示場)は7日、世界ランク4位の男子日本代表が同1位ポーランド代表と対戦。0-3(17-25、15-25、20-25)で今大会初のストレート負けを喫した。これで通算5勝2敗。日本男子は昨年10月にパリ五輪の出場権を獲得しており、今大会は金メダルだった1972年ミュンヘン五輪以来52年ぶりのメダル獲得に向けた前哨戦。8日は同5位のスロベニアと予選ラウンド第2週最終戦を行う。
買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2024福岡大会
バレーボールネーションズリーグ(VNL)2024福岡大会(西日本総合展示場)は7日、世界ランク4位の男子日本代表が同1位ポーランド代表と対戦。0-3(17-25、15-25、20-25)で今大会初のストレート負けを喫した。これで通算5勝2敗。日本男子は昨年10月にパリ五輪の出場権を獲得しており、今大会は金メダルだった1972年ミュンヘン五輪以来52年ぶりのメダル獲得に向けた前哨戦。8日は同5位のスロベニアと予選ラウンド第2週最終戦を行う。
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世界1位ポーランドを相手に、日本はメンバーを大きく入れ替えて挑んだ。関田誠大と高橋健太郎に代えて、大宅真樹と大塚達宣の2人を登録。さらに、アウトサイドヒッターの主将・石川祐希は黒のリベロユニホーム、本来リベロの山本智大が赤のユニホームを着用していた。
5日のドイツ戦後の会見でフィリップ・ブラン監督が「チャンスを与える」と明言していた宮浦健人、深津旭弘、甲斐優斗の3選手をスタメンに起用。山内晶大、エバデダン・ラリー、富田将馬、小川智大とのメンバーで第1セット(S)に臨んだ。宮浦が4得点をマークするも、日本のVリーグ名古屋でプレーした主将バルトシュ・クレクらに得点を重ねられて17-25でこのセットを落とした。
第2Sは甲斐のサービスエースや山内のブロックなど好プレーも飛び出すが、ポーランドに中盤以降突き放される苦しい展開。終盤、日本は山本をコートに送り、小川との“ダブルリベロ”の体制に。しかし15-25でこのセットも落とし、第3Sも勢いを止められずストレート負けとなった。石川、高橋藍の主力2人は出場せず、西田有志も出場時間が短く“温存”される形になった。
中継インタビューで23歳の大塚は途中出場し「チームが劣勢だったので自分のやれることをやろうと思いました。個人としてはよかったけど、チームとしてもう少しプッシュできた。悔しい気持ちが大きいです」と回顧。それでも声を張り上げる場面が目立ち、「ポーランドがずっと優勢なので相手は楽だったと思う。そこで自分たちが雰囲気とか変えて、プレッシャーをかけないといけないと思った」と明かした。
イラン戦、ドイツ戦は控えが続いたが、「このラウンド前からどの試合でどの14人でいくか話していたので、自分は今日と明日コートに入ったらやれることをやろうと準備をしていた」と説明、「やっぱり相手の高さ、パワーとか、日本は劣っているけど、日本の強みのレシーブ、ブロックディフェンスはもっともっと上げないといけない。修正してチームとして成長したい。(スロベニアは)五輪出場権のないチームなので全力で獲りに来ると思う。それ以上のエネルギーを出して跳ね返したい」と活躍を誓った。
日本は4日の福岡ラウンド初戦でイランに3-0のストレート勝ち。5日のドイツ戦は苦しみながらも3-2で逆転勝ちを収めていた。連日、会場外には試合開始の数時間前から多くのファンが詰めかけ、到着した日本の選手に黄色い声援が送られている。
日本代表は昨年のVNLで銅メダルを獲得。主要世界大会で46年ぶりに表彰台に立った。今年はブラジルで行われた予選ラウンド第1週で3勝1敗。全ての予選ラウンド終了後、24日付の世界ランキングを基にパリ五輪の組み合わせが決まるため、52年ぶりのメダル獲得に向けても重要な大会となる。
福岡大会は8日のスロベニアを残すのみ。18日からフィリピン・マニラで開催される予選ラウンド第3週を経て、8チームが27日からポーランドで開催されるノックアウト方式のファイナルラウンドに進出する。なお、日本女子は残り4枠の五輪出場権を懸け、11日開幕の予選ラウンド第3週(福岡・西日本総合展示場)を迎える。
(THE ANSWER編集部)