海外メジャー・全米女子オープン

　女子ゴルフの今季海外メジャー第2戦・全米女子オープン（OP）は現地時間2日、米ペンシルベニア州のランカスターCC（6629ヤード、パー70）で最終日が行われ、3打差の5位で出た22歳の笹生優花（フリー）が5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68。通算4アンダーとし、逆転で2021年大会以来、2度目の優勝を成し遂げた。優勝後、中継には映らなかったシーンを大会公式が1枚の写真で公開している。

　笹生の優勝が決まり、渋野は対面すると即座に祝福のハグ。「おめでとう！マージで強い！」と絶賛していた。さらに笹生はチョン・インジらにボトルの水を浴びせかけられるウォーターシャワーでも祝福を受けていた。

　ここまでは中継に映っていたシーンだが、その後に撮られた1枚の写真を全米女子オープンの公式X（旧ツイッター）が公開していた。

　ウェアが水で濡れた笹生は、床に膝をついて両手を顔の前で合わせている。表情は笑顔だ。そこに向かい合うようにして3人がいた。

　チョン・インジら2人がボトルを逆さまにするようにして目の前で掲げており、少し後方に渋野の後ろ姿。笹生を祝福しているのは間違いなさそうだ。

　大会公式Xの文面では「必須の水かけの祝福！」と、よくある水かけで祝われたこのシーンを伝えていた。笹生は優勝セレモニーで涙も見せ「家族のサポートなくしてここに立つことはなかった。ファンの皆さん、私の戦いを支えてくれてありがとうございます」と周囲に感謝していた。