井岡一翔の視界から外れた田中恒成 「質より量」過酷トレで描く逆襲「その中で4団体統一を…」
井岡の興味がないという発言に「それが当たり前の回答」
そのために大事にするのが「攻める」。すでにスパーリングを始めたが、今回は海外合宿ではなく所属ジムに軸足を置いた。「量より質とか、質より量とかいう言葉もありますが、今回は量を意識して自分を追い込んで作り上げたい」。理由は明白。KOだ。
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「追い込んでやるからこそ、チャレンジャー精神だったり、出てくる気持ちがある。ラウンド数は決めていないけど、ジムワークも走り込みも追い込んでいきたい。ただ、こう見せたいとか意識すると、うまく運ばないことが多い。そういう中でいかに自分に集中していくか。他人に振り回されないように。
見ているのはこの先の大きい試合。7月に統一戦があるし、6月29日にもある。そういう選手たちとの試合です。そこにたどり着くためには防衛戦の勝ち方がとても大切。これからの防衛戦は常にそれを考えることになる」
井岡は一度下した田中について興味がないという主旨の発言をした。視界から外れたことを受け、田中は「その気持ちはわかる。当たり前の回答だと思う」と理解を示し、「その中で4団体統一をしたいし、そこまでにどういう道になるか」と王座総獲りを見据えた。
「KOするにしても、完封するにしても、勝ち方が問われる。しっかり追い込んでつくること。KOすると思っていなくてもKOするくらいにしたい」
興行は「Prime Video presents Live Boxing」の第9弾として行われる。この日はプライム・ビデオが那須川とスポンサーシップ契約を締結したことも発表された。
【7月20日の対戦カード】
▽WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
王者・中谷潤人(M.T)
VS
同級1位ビンセント・アストロラビオ(フィリピン)
▽WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦
王者・田中恒成(畑中)
VS
同級12位ジョナタン・ロドリゲス(メキシコ)
▽WBO世界フライ級王座決定戦12回戦
同級1位・加納陸(大成)
VS
同級2位アンソニー・オラスクアガ(米国)
▽10回戦
那須川天心(帝拳)
VS
ジョナサン・ロドリゲス(米国)
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)