準々決勝のフェデラー戦を英紙がプレビュー

　男子テニスのパリ・マスターズは1日、シングルス3回戦が行われ、世界ランク11位の錦織圭（日清食品）は同6位のケビン・アンダーソン（南アフリカ）に6-4、6-4でストレート勝ち。準々決勝進出を決めた。前週のエルステバンク・オープン決勝で敗れていた相手にリベンジに見事に成功し、世界ランク3位のロジャー・フェデラー（スイス）と4強入りをかけて2日（日本時間3日早朝）激突する。

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　好調の錦織と王者フェデラーのマッチアップ。過去の対戦成績は錦織の2勝6敗で、5連敗中と劣勢だが、海外メディアはどう見ているのか。英地元紙「デイリー・エクスプレス」は「パリ・マスターズでロジャー・フェデラーがケイ・ニシコリの前に大きな問題として立ちはだかる」と題してプレビューを展開している。

　記事では、英国の元プロテニスプレーヤーで、現在は解説を務めるグレグ・ルーゼドスキー氏が試合の争点を紹介。試合の展望をこう語っている。

「僕はケイがフェデラーをリスペクトしすぎているように見える。彼がビッグポイントを取るためにもっと自由にプレーする必要がある。フェデラーに対しての難しい課題が課されている」

　錦織がフェデラーに敬意を払いすぎていることを指摘した上で、こう続けている。

「彼（フェデラー）はサービスがあまり良くない。ニシコリはリターンが良く、フォニーニより優れている。フェデラーはもう1段階レベルを上げる必要がある。ニシコリが勝ち抜く可能性はある。接戦になるだろう」