日本代表元主将が語る、なぜオールブラックスは強いのか― 「代表にかけている…」
菊谷氏が期待するのは復帰即スタメンの姫野
日本代表でカギを握る選手として名前を挙げたのは、負傷のため世界選抜戦を欠場、この試合で復帰するフランカーの姫野和樹(トヨタ自動車)。大きな期待をかけている。
「しっかりと活躍して欲しい。ほとんどの選手はオールブラックスと試合をしたことないと思う。サンウルブズでの経験はあるので、その経験を生かしてチャレンジして欲しい。姫野のがむしゃらなプレー。勢いに乗れば前に行く能力は高い。世界一のチームに対して果敢にチャレンジして欲しい」
一方でオールブラックスの戦いぶりを楽しみにするファンも多い。選手のポテンシャルはもちろん、試合前の伝統行事も見どころの一つだという。
「オールブラックスはやっぱりボールがつながるところが楽しい。華麗に人を抜くところもわかりやすい。常に整備された戦術の元で、個人能力の高い選手が多い。あとはハカですね。あれも毎週のように練習している。そういう意味では芸術品という感じがある。同じハカでも、フィジーやトンガ、サモアとは違う。やっぱり伝統というか、本物のハカを見られるのも魅力ですよ」
ハカとはマオリ族の民族舞踊。試合前にモチベーションを高めるために、選手全員で行う“戦いのダンス”だ。圧倒的な迫力は必見だという。みどころの尽きないオールブラックスとの一戦。どんなドラマが生まれるのか、決戦の時はすぐだ。
(THE ANSWER編集部)