高橋藍がサントリー入団会見「進化への挑戦」 背番号12の単年契約、トルコ&ポーランドが選択肢も「成長できる」SVリーグを選択
バレーボール男子日本代表の高橋藍が28日、都内で入団会見に登場した。イタリアリーグ1部・モンツァから国内Vリーグ1部王者の強豪サントリーに移籍。今夏のパリ五輪、10月からスタートする国内最高峰の「SVリーグ」でも活躍が期待される。単年契約で、契約金などは非公表。ポーランド、トルコリーグも選択肢にあったと明かしながら、「新リーグ移行で最も注目されている」などとSVリーグに期待をかけた。
契約金などは非公表も栗原GM「夢を持ってもらえるようなオファーを出した」
バレーボール男子日本代表の高橋藍が28日、都内で入団会見に登場した。イタリアリーグ1部・モンツァから国内Vリーグ1部王者の強豪サントリーに移籍。今夏のパリ五輪、10月からスタートする国内最高峰の「SVリーグ」でも活躍が期待される。単年契約で、契約金などは非公表。ポーランド、トルコリーグも選択肢にあったと明かしながら、「新リーグ移行で最も注目されている」などと日本でのプレーを選んだ理由も明かした。
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高橋は黒のスーツに赤のネクタイで、栗原圭介GMと登壇。背番号12のユニホームを手渡されると、シャツの上から着用。「RAN」の背ネームも見せた。「日本のサントリーサンバーズでプレーすることを選んだのは、新たな環境に身を置き、バレー選手としてさらに進化することへの挑戦。イタリアリーグでの高さ、強さを肌で感じることができ、一定の評価を獲得し、自信へとつながった。違う国のバレーに挑戦することで、さらに成長の幅が広がるのではないかと考えた」と移籍の理由を説明した。
SVリーグを選んだ理由は「日本の緻密なバレーボールに世界トップ選手のパワーが加わることで、自身が成長できる環境だと感じた」と話し、サントリーを選んだ理由は「世界一を目指しているクラブであることが一番重要。(サントリーは)世界一を目指せるチーム。一員として戦えることが楽しみ」と明かした。「日本ファンの方の前で試合ができる機会がある。あまり日本ファンの前で試合をする機会は多くなかった。ぜひ試合に足を運んでくれると嬉しい」と呼びかけた。
22歳の高橋は188センチのアウトサイドヒッター。京都・東山高3年時に全日本高校選手権で優勝。2020年に日体大に進学し、21年11月から世界最高峰と言われるイタリアリーグでプレー。3季目の23-24年はモンツァで中心選手として準優勝に貢献した。日本代表には20年2月に初選出。21年東京五輪でもプレーした。
明るいキャラクター、端正な顔立ちなどから日本代表の中でも屈指の人気を誇り、インスタグラムのフォロワー数は202万人。国内外を問わず注目される存在だ。大阪を拠点にするサントリーには2歳上の兄・塁も所属しており、兄弟でのプレーにも注目が集まる。
栗原GMは「(高橋の魅力は)なんといっても精度の高いディフェンス力、物おじしない強心臓。最近では強味のディフェンス力に加え、サーブ、スパイクといったオフェンスでもチームを牽引する存在になっている」と期待。高橋の希望で単年契約であると明かし、契約金などは非公表としたが「バレーボール選手という職業に、夢を持ってもらえるようなオファーを出した」と語った。
来月4日から福岡・北九州で開催されるネーションズリーグ日本ラウンドから日本代表に合流予定。既にパリ五輪の出場権は獲得しているが、五輪での有利な抽選結果を得るために世界ランク上位5位以内を目指す。現地25日まで行われたブラジルラウンドを3勝1敗で終えた日本男子の世界ランクは現在4位。日本ラウンドには主将・石川祐希も参戦予定で、イラン、ドイツ、ポーランド、スロベニアと対戦する。
(THE ANSWER編集部)