今年も全仏OPで騒動勃発「鼻が折れていたかも」観客被害 地元選手の愚行→お咎めなし裁定に相手憤慨
テニスの4大大会・全仏オープンで今年も選手の行為を巡る騒動が勃発した。フラストレーションを溜めた選手が怒りに任せて打ったボールが、観客に直撃。しかし、警告のみという事実上のお咎めなしの裁定に、相手選手は「もう少し運が悪かったら、顔に直撃していただろう。そして、鼻を骨折するなど何かが起こる可能性があった」と批判した。実際の様子がネット上で拡散され、波紋が広がっている。
怒りに任せて打ったボールが観客に直撃するハプニング
テニスの4大大会・全仏オープンで今年も選手の行為を巡る騒動が勃発した。フラストレーションを溜めた選手が怒りに任せて打ったボールが、観客に直撃。しかし、警告のみという事実上のお咎めなしの裁定に、相手選手は「もう少し運が悪かったら、顔に直撃していただろう。そして、鼻を骨折するなど何かが起こる可能性があった」と批判した。実際の様子がネット上で拡散され、波紋が広がっている。
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26日(日本時間27日)に行われた男子シングルス1回戦。地元フランスのテレンス・アトマヌは2セット連取から第3セットを落とし、第4セットも劣勢で迎えた。そんな展開で自らのプレーにフラストレーションが溜まったのか、プレーとは関係ない場面でラケットでボールを強打。その打球が観客の女性客の下半身に直撃した。対戦相手のセバスチャン・オフナー(オーストリア)は抗議したが、主審とスーパーバイザーの協議の末、警告のみで試合は再開された。
オフナーはそのまま逆転勝ちしたものの、怒りが収まらない様子。オーストラリア放送局「7ニュース」によると、オフナーは審判から「女性と話して、最初は痛がったが、今は大丈夫、すべて大丈夫だと言われた。彼女はボールが飛んで来るのを見ていた。だから失格には十分ではない」と説明されたという。
しかし、「もし彼(審判)がその様子を見ていたら、もしかしたら違う判断をするかもしれない。もう少し運が悪かったら、顔に直撃していただろう。そして、鼻を骨折するなど何かが起こる可能性があった」と危険性を指摘。「ちょっと驚いたよ。だって、あんなことを小さなコートでやったら、罰せられなければならないから、そうだろ?」と憤りが収まらない。
さらに「普通にボールを打った感じではなかった。フルパワーだったんだ。ボールは凄く速かった。観客へ向かって一直線に。それ以下の行為で失格になった人もいたんだ」と証言。記事では「実際、昨年の全仏オープンでは、ミユ・カトウがボールキッドにボールを当てたとして女子ダブルスのトーナメントから追放された」と日本の加藤未唯が失格となった騒動を引き合いに出し、オフナーの証言を補足した。
(THE ANSWER編集部)