好調・角田裕毅に争奪戦の可能性? 英専門メディア指摘「F1市場で関心を引いているのは…」
自動車レースのF1は26日(日本時間27日未明)、今季第8戦モナコGPの決勝を行い、唯一の日本人ドライバー角田裕毅(RB)は8位でフィニッシュ。自身モナコでの初ポイントを獲得した。英専門メディアは角田をモナコGPの「勝者」に選出。「ツノダが2025年のF1ドライバー市場で関心を引いているのは少しも不思議ではない」と争奪戦が起きる可能性も示唆している。
モナコGPで8位入賞
自動車レースのF1は26日(日本時間27日未明)、今季第8戦モナコGPの決勝を行い、唯一の日本人ドライバー角田裕毅(RB)は8位でフィニッシュ。自身モナコでの初ポイントを獲得した。英専門メディアは角田をモナコGPの「勝者」に選出。「ツノダが2025年のF1ドライバー市場で関心を引いているのは少しも不思議ではない」と争奪戦が起きる可能性も示唆している。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
レースはスタート直後、いきなり赤旗が出て中断する波乱の展開。後方でペレス(レッドブル)がマグヌッセン(ハース)に突っ込まれスピンし、壁に激突してマシンが大破。両者リタイアに追い込まれた。さらにガスリー(アルピーヌ)にチームメートのオコンが接触。後輪が浮き上がるという場面もあった。モナコの狭いコースならではの事件が続いた。
8番手スタートの角田は、いずれのクラッシュにも巻き込まれなかった。40分近い中断ののちに再スタート。追い抜きが難しいコースで、各車スローペースを守った。アルボン(ウィリアムズ)に迫られながらも我慢の走りで抑え込み、スタートと同じ8位でフィニッシュ。英専門メディア「ザ・レース」は「F1の2024年モナコGPの勝者と敗者」と題する記事で、角田を「勝者」の1人に挙げた。
記事は角田が1周回遅れだったことを指摘し、「彼の今季の中で最も輝かしい結果とはならないだろう。そして確かに、8位の座はペレスとアロンソが予選で伸び悩んだからこそ手に入ったものかもしれない」と前置き。「しかし、今年の中盤のバトルはそういう機会を利用するために正しい位置にいられるかに尽きる。そしてツノダよりもそれを上手くやっているドライバーはいない」と強調した。
ここ最近の6つのGPでポイント圏内でのフィニッシュは5回目。スプリントも含めれば8つの機会のうち6つでポイントを獲得しており、すでに昨季の自身の総得点を上回った。記事は「ツノダが2025年のF1ドライバー市場で関心を引いているのは少しも不思議ではない。この形が続けば、よりビッグなチームが注目したくなるだろうか?」と、角田の獲得争奪戦が起きる可能性も示唆している。
(THE ANSWER編集部)