逆風シャラポワ、全英の予選出場確実 本人驚き「勝つことで居場所を手にできる」
ドーピング違反による1年3か月の出場停止処分から復帰した女子テニス元世界ランキング1位、マリア・シャラポワ(ロシア)がBNLイタリア国際1回戦で世界ランク58位クリスティーナ・マクヘール(アメリカ)を6?4、6?2で撃破。この勝利で7月のウィンブルドンの予選出場を確実にしたことを英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
イタリア国際1回戦突破で予選出場確実と英報道、04年以来の全英V目指す
ドーピング違反による1年3か月の出場停止処分から復帰した女子テニス元世界ランキング1位、マリア・シャラポワ(ロシア)がBNLイタリア国際1回戦で世界ランク58位クリスティーナ・マクヘール(アメリカ)を6-4、6-2で撃破。この勝利で7月のウィンブルドンの予選出場を確実にしたことを英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
シャラポワは第1セットでゲームカウント1-2とリードを許したが、そこから逆襲。4-4に追いつくと、さらに2セット連取で第1セットをものにした。勢いに乗った第2セットも6-2と圧倒し、1時間35分でマクヘールを下した。
出場停止処分から戦線復帰したシャラポワはワイルドカード(主催者推薦)で3大会連続出場。元祖妖精の好待遇にテニス界からは批判が渦巻いていた。
元世界ランク5位で「妖精2世」と呼ばれたウージニー・ブシャール(カナダ)は「私はそれ(シャラポワの復帰)が正しいことだとは思わない。彼女はペテン師よ」と一刀両断し、シャラポワも「発言することはないわ。私は格上なんだから」と反撃。7日のマドリード・オープン2回戦で実現した遺恨試合には大きな注目が集まった。
シャラポワはフルセットの死闘の末にブシャールに敗戦。だが、女子テニス界で根強い人気を誇るロシアの妖精に対する好待遇は続いており、英公共放送BBCも6月19日開幕のエイゴン・クラシックにもワイルドカードでの出場が打診されていると報じていた。