感動の東京五輪から3年 陸上・田中希実が今、見てほしい姿「あの時のギラギラした自分を…」【セイコーGGP】
橋岡優輝「勝ち切れるように」、佐藤拳太郎「今年を占う一戦」、村竹ラシッド「勝つつもり」
▽男子走り幅跳び・橋岡優輝(富士通、東京五輪6位入賞、すでにパリ五輪参加標準記録8メートル27を突破済み)
「海外からも国内からもトップ選手が来ている。勝ち切れるように頑張りたい。自分の場合は国内の試合を練習のような形でやってきて、記録は振るわないけど、自分の中では着々と良いものを掴めています。良いメンツが揃った中で集中力を上げてやれば、自ずと良い一本を掴めるのかなと。
シーズン初戦で標準記録を突破できたので、『この試合で決めなければいけない』というプレッシャーはない。カテゴリーも良い大会ですし、強い選手もいるし、しっかり自分の力を示せる良い大会。ここから弾みをつけて日本選手権とパリ五輪に繋がるような、ある意味シーズン初戦のように意気込む試合かなと思います」
▽男子400メートル・佐藤拳太郎(富士通、日本記録保持者、23年アジア選手権優勝)
「今年を占うような大事な一戦。記録を狙うような良いレースをしたい。400メートルは今季初戦。その中でレースでこういう動きをしたいというのはイメージしているので、それを体現できれば自ずとタイムが出ると思います。国内外問わず強い選手が集まるのがセイコーGGP。その中で自分のやりたい動き、レースができないとパリ五輪で体現はできない。やりたい動きを表現できれば。
戦略性の高い種目。明日もいろんなものが出ると思う。国内でいろんな雰囲気が出る試合は国内ではないので、そういうものを感じながらしっかり走れれば」
▽男子110メートル障害・村竹ラシッド(JAL、日本記録保持者、22年オレゴン世界陸上代表)
「日本勢も錚々たるメンバー。海外からも集まって凄く速いですが、もちろん勝つつもりで来ているのでしっかりいい記録を出して勝てるように頑張ります。状態は確実に(4月末の)織田記念国際よりよくなっています。パリ五輪に向けて弾みになる舞台。代表に内定するのは日本選手権なので、そこに繋がるレースをしたいです。
ハードルでの持ち味は中盤から一気にスピードアップするところ。今日も練習して中盤からスピードアップできそうな感覚を掴めたので本番でもやりたい。中盤からの加速に注目してほしいですね。セイコーGGPの初出場は大学1年。コロナ禍で無観客開催だった。これだけ大きい競技場で誰一人いなくて凄く寂しい中で走ったのを覚えています。今回は大歓声の中で走れるのは嬉しいし、だからこそいい記録で皆さんを沸かせたい」
(THE ANSWER編集部)