セールの15球― 4番を跪かせた“世界一決定スライダー”に米熱狂「これは卑怯だ」
米大リーグのワールドシリーズ第5戦は28日(日本時間29日)、レッドソックスがドジャースを5-1で下し、対戦成績4勝1敗で5年ぶり9度目の世界一を達成した。9回はエース左腕のクリス・セールがマウンドに上がり、15球で3者連続空振り三振に。最後の1球は相手4番が跪くほど凄まじいスライダーで決着させ、米メディアが動画付きで公開すると、米ファンに「素晴らしい1球」「これには跪くしかない」「このスライダーは卑怯」と興奮と絶賛を呼んでいる。
Rソックスのエースが9回登板、圧巻の3者連続空振り三振の幕切れ
米大リーグのワールドシリーズ第5戦は28日(日本時間29日)、レッドソックスがドジャースを5-1で下し、対戦成績4勝1敗で5年ぶり9度目の世界一を達成した。9回はエース左腕のクリス・セールがマウンドに上がり、15球で3者連続空振り三振に。最後の1球は相手4番が跪くほど凄まじいスライダーで決着させ、米メディアが動画付きで公開すると、米ファンに「素晴らしい1球」「これには跪くしかない」「このスライダーは卑怯」と興奮と絶賛を呼んでいる。
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こんな憎らしい1球の幕切れがあるのか。9回のマウンドに上がったのは今季12勝を挙げたエース左腕セールだった。すると、ターナー、エルナンデスを空振り三振に。そして、迎えた4番マチャドもカウント1-2と追い込んだ。あと1球――。球場のファンは総立ちとなり、全米のファンが固唾を呑んで見守った次の瞬間だ。
鋭い眼光で打者を睨み、サイドから腕が出てくる特徴的なフォームで白球を投げ込んだ。ストライクゾーンに入ってくると、マチャドも打ちにかかる。しかし、ベース手前から急激に内角に食い込み、バットは空を切る。そのままマチャドは勢い余って右膝を突き、空振り三振に倒れた。何とも印象的な世界一決定の幕切れだ。
一気にマウンド上に出来上がる歓喜の輪。圧巻の3者連続空振り三振に斬った背番号41を中心に笑顔が咲き乱れた。米スポーツ専門局「ESPN」の番組「スポーツセンター」公式インスタグラムは「クリス・セールがレッドソックスのために締めくくる」とつづり、“世界一決定スライダー”を動画付きで公開。すると、米ファンも大興奮だ。