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駆け付けた母に届ける親孝行 V2岩井千怜が照れ笑い「いると落ち着く。来てくれると凄く嬉しい」

女子ゴルフの国内ツアー・RKB×三井松島レディス最終日が12日、福岡CC和白C(6305ヤード、パー72)で行われ、首位で出た21歳の岩井千怜(ちさと・Honda)が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算12アンダーで自身初の大会連覇を飾った。開幕戦以来約2か月ぶりの今季2勝目&ツアー通算6勝目。自身ら5人が持つ大会コース記録11アンダーを超え、大雨の最終日を逃げ切りで制した。

RKB×三井松島レディスで大会連覇を飾った岩井千怜【写真:Getty Images】
RKB×三井松島レディスで大会連覇を飾った岩井千怜【写真:Getty Images】

国内ツアー・RKB×三井松島レディス最終日

 女子ゴルフの国内ツアー・RKB×三井松島レディス最終日が12日、福岡CC和白C(6305ヤード、パー72)で行われ、首位で出た21歳の岩井千怜(ちさと・Honda)が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算12アンダーで自身初の大会連覇を飾った。開幕戦以来約2か月ぶりの今季2勝目&ツアー通算6勝目。自身ら5人が持つ大会コース記録11アンダーを超え、大雨の最終日を逃げ切りで制した。

 岩井が混戦を抜け出した。2年連続年間女王の山下美夢有、初優勝のかかった佐久間朱莉と並ぶ首位で迎えた最終日。悪天候の影響でセカンドカットが実施され、第2日終了時で27位タイまでの36選手で争われた。雨が降り続く中、岩井は2番でバーディー。4、5、9番でも1つずつ伸ばし、首位に駆け上がった。

 後半は11番でボギーを叩いたが、13番で獲り返す。最終18番パー5も安定したショットを披露。第3打を残り49ヤードからピン右1メートル弱に寄せ、冷静にバーディーパットを沈めた。ボールを拾い上げ、満面の笑み。母の日にピンクと白のレインウェアに身を包み、追いすがる後続を振り切った。

「まずはホッとしています。この試合はこの試合で最終組で回れるところからのスタート。勝ちたいという気持ちで強い想いがあった。今日はドライバーショットが左に行くことが多くて、スイングが早くなったけど回りながら少しずつ直しました。油断するとひっくり返る場面だったので、真剣な顔で回っていました(笑)」

 岩井は2022年のNEC軽井沢72ゴルフでツアー初優勝。この年2勝をマークし、昨季も2勝。双子の姉・明愛(あきえ)も昨季3勝をマークし、双子が揃ってツアー複数Vを達成するのは史上初だった。今季は開幕戦を制して以降、2位2度などメルセデス・ランクは4位につけて今週に入った。

「今日はピンを外すことが多かったけど、パーセーブとか粘り強さは去年より上がっている。状況判断もできるようになったと思います」。応援に駆け付けた母・恵美子さんには「いると落ち着く。応援に来てくれると凄く嬉しい」と照れ笑い。最高の親孝行となった。

(THE ANSWER編集部)


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