ボクシング世界戦で前代未聞 判定決着で勝者と敗者のコール間違い、新王者困惑「何て言えば…」
ボクシングのWBA女子世界バンタム級タイトルマッチが12日、オーストラリア・パースで行われたが、前代未聞のアナウンス間違いが起きた。判定結果の発表時、勝者と敗者が逆にコールされる珍事。その場でやり直され、勝者も「何て言ったらいいかわからない」と困惑した。
女子世界戦でアナウンサーが間違い
ボクシングのWBA女子世界バンタム級タイトルマッチが12日、オーストラリア・パースで行われたが、前代未聞のアナウンス間違いが起きた。判定結果の発表時、勝者と敗者が逆にコールされる珍事。その場でやり直され、勝者も「何て言ったらいいかわからない」と困惑した。
天国から地獄、地獄から天国に変わる珍事だった。試合を終えた王者ニーナ・ヒューズ(英国)と挑戦者チェルネカ・ジョンソン(豪州)。判定結果が「Still!」とコールされ、王座保持が決まった瞬間、ヒューズは飛び跳ねて喜んだ。ジョンソンも拍手。しかし、直後に2人は再び呼び出され、やり直しが行われた。
今度は「And New!」と新王者誕生のコール。ジョンソンは涙を流し、王座陥落したヒューズは信じられないといった表情で困惑を隠せていなかった。米興行大手・トップランク社公式Xは一連の動画を公開。「パースでリングアナウンサーが間違った勝者を宣告し、その後修正する」と伝えた。
ジョンソンはリングインタビューで「勝ったと思っていた」と吐露。「私の方がクリーンショットを打ちこめていた。今、何を言えばいいかわからないけど、勝てたのはよかったです」とこちらも困惑していた。
メインイベントのIBF世界ライト級王座決定戦12回戦では、ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)とジョージ・カンボソスJr.(豪州)の元世界同級3団体統一王者同士の一戦が行われる。
(THE ANSWER編集部)