井上尚弥戦に登場する夢プラン

　ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥（大橋）の試合に大谷翔平投手が登場するという夢プランを元世界王者が提案した。井上は6日に元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ（メキシコ）を6回TKOで撃破。今後の相手や試合会場が話題になる中、元世界2階級制覇王者は「ドジャース本拠地で入場するんだ」と非現実的プランを語っている。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

　日本が世界に誇る2人のスーパースターを一度に見たい。井上と大谷の共演を願ったのは、スーパーライト級とウェルター級を制した元世界2階級制覇王者のポール・マリナッジ氏だった。米専門メディア「プロボックスTV」の番組「ディープ・ウォーター」に出演。司会者に「（井上と大谷が）一緒にリングへ歩く姿を想像して。6万人の観客の前で」と振られると「良い指摘だね」とし、こう語った。

「この大ブランド（井上）をオオタニという巨大ブランドとリンクさせたら、この男（井上）は本当の国際的なスターになるだろう。知っての通り、オオタニも日本のビッグスターだ。だから、観客が詰めかけたドジャースタジアムで入場して、この2人を結び付けたら……オオタニは興行を宣伝し、ドジャースファンもスタジアムを埋めるだろう」

　海外では屋外興行も珍しくはない。雨の少ないドジャースタジアムならボクシング興行も不可能ではないかもしれないが、現時点ではあまりに非現実的な妄想。しかし、マリナッジ氏は「何か特別なものをつくり上げることになるだろうね」と夢を膨らませている。東京Dに4万3000人を集めた井上の今後について、仰天のプランを提唱していた。

　井上と大谷は2018年12月に都内で行われた日本プロスポーツ大賞で共演。大谷が大賞を、井上が殊勲賞を受賞し、会場で交流があった。