[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

石川遼、勝みなみを超える最年少V 歴史作った15歳リ・ヒョソン、口にした大望は「世界1位」

女子ゴルフの国内メジャー・ワールドレディスサロンパス杯は5日、茨城GC東C(6665ヤード、パー72)で最終日が行われた。韓国アマチュア女王のリ・ヒョソンが7打差を大逆転。1イーグル、5バーディー、2ボギーの67で回り、通算8アンダーで日本メジャー制覇を果たした。15歳176日での優勝は、勝みなみの15歳293日を超えるJLPGAツアー史上最年少優勝。さらに石川遼の15歳243日も上回り、男女通じて日本ツアー最年少記録となった。

優勝トロフィーを手に撮影に応じるリ・ヒョソン【写真:Getty Images】
優勝トロフィーを手に撮影に応じるリ・ヒョソン【写真:Getty Images】

国内メジャーで優勝、日本でのプロ転向は「祖父と相談して考える」

 女子ゴルフの国内メジャー・ワールドレディスサロンパス杯は5日、茨城GC東C(6665ヤード、パー72)で最終日が行われた。韓国アマチュア女王のリ・ヒョソンが7打差を大逆転。1イーグル、5バーディー、2ボギーの67で回り、通算8アンダーで日本メジャー制覇を果たした。15歳176日での優勝は、勝みなみの15歳293日を超えるJLPGAツアー史上最年少優勝。さらに石川遼の15歳243日も上回り、男女通じて日本ツアー最年少記録となった。

 最終18パー5。ヒョソンは残り240ヤードから3番ウッドを振り抜いた。ボールはピン右3メートルに2オン。そこからの緩やかなスライスラインを読み切り、大きなイーグルを決めた。瞬間、ヒョソンは右拳を5度前後させて会心の笑みを浮かべた。

 首位に立ってのアテスト。スコアを確認して提出する際は手が震えたという。

「緊張で涙が出ました。初めての経験でした」

 優勝が決まり、表彰されての記者会見。それでも「信じられません」と変わらない。「ずっとリラックスして打とうと思いました。日本のメジャーに勝てたことはうれしいです」と言葉をつないだ。

 ゴルフを始めたのは9歳。祖父の練習について行ったことがきっかけだった。父親はティーチングプロだが、「教わったのは小学生まで」。その後は祖父とプロコーチからレッスンを受けて成長した。

 天才ゴルファーぶりは実績からも瞭然で、中学2年、3年で出場した2022年、23年の韓国女子アマチュア選手権を連覇している。22年優勝の資格で、昨年のサロンパス杯も出場したが予選落ち。だが、1年後に歴史を塗り替える優勝を飾った。

「飛距離は昨年と変わらないのですが、スイングは安定的になりました。去年、この大会に出場したことがいい経験になりました」

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集