「私、終わるな」 米ツアーから国内に戻り…食事も睡眠も変えた河本結が「勝負の年」に復調気配
取材中に感極まる場面も「私が頑張って…」
食事は栄養士をつけて徹底的に管理。コンビニには行かず、添加物も排除している。睡眠時間は逆算して十分に確保し、スマホの使用時間も重要な連絡を除いて1時間半に制限。「それで疲労がなくなり、朝は毎日同じゼロでスタートできるようになりました」
生活改善が結果にもつながり、今季は9戦中4度のトップ10入り。前週のパナソニックオープンレディースでも優勝争いを演じた。
国内男子ツアーで活躍する弟・力はこの日、中日クラウンズ初日で6位と好発進。今季は予選通過がなく苦戦していた弟の頑張りを知り、河本は感極まった。
「何か嬉しい……。自分よりも弟が心配だった。楽しそうにゴルフをやってもらいたいです。楽しそうにして予選落ちするなら、私が頑張って稼ごうという感じです」
首位の佐久間朱莉とは3打差。難コースゆえに、好発進でも展開が見えない状況だが、河本は胸を張る。
「勝ちたいですけど、たくさんの人が笑顔になってくれたり感動してくれたりすることが一番の幸せです。上位で良いゴルフを見せて『ゴルフって面白いな』『プロってすごいな』と思ってもらいたいです」
プロ魂にあふれる25歳は、ギャラリーを魅了しながら、真のカムバックを掴みにいく。
(THE ANSWER編集部)