大谷翔平は「言葉の壁に邪魔されない」 通訳介さず3言語で交流する「独特な友情」を米誌紹介
今季から米大リーグに加入した大谷翔平投手は、言葉の壁を越えてチームメートと友好を深めているようだ。米誌「スポーツ・イラストレイテッド」はドミニカ共和国出身の同僚テオスカー・ヘルナンデス外野手との交流を紹介。普段の会話は英語、スペイン語、日本語を交えたものだと明かしている。
スペイン語を母語とするテオスカー・ヘルナンデスとの交流を米誌特集
今季から米大リーグに加入した大谷翔平投手は、言葉の壁を越えてチームメートと友好を深めているようだ。米誌「スポーツ・イラストレイテッド」はドミニカ共和国出身の同僚テオスカー・ヘルナンデス外野手との交流を紹介。普段の会話は英語、スペイン語、日本語を交えたものだと明かしている。
大谷と同じく今オフに1年総額2350万ドル(約34億円=当時)の契約でドジャースに加入したヘルナンデス。本塁打を打った選手にひまわりの種を投げつけて歓迎する姿は、日本の大谷ファンの間でもお馴染みになりつつある。米誌「スポーツ・イラストレイテッド」は「ショウヘイ・オオタニとテオスカー・ヘルナンデスは言葉の壁に邪魔されない」と題する記事で2人の交流を紹介している。
スペイン語を母語とするヘルナンデスに、大谷は「Buenas tardes(こんにちは)」とスペイン語で挨拶するという。一方、記事によると「ヘルナンデスは毎日1つ新しい日本語の単語やフレーズを教えてくれとオオタニに頼んでいる」そうだ。2人は2021年の球宴で仲良くなり、ヘルナンデスのドジャース入団が決まった時には、大谷から英語で祝福のメッセージが送られたという。
主なコミュニケーションは両者にとって第2言語である英語。同誌はそれを「独特な友情」と表現する。大谷とヘルナンデスは通訳を介さず、「完璧ではない英語、大げさな身振り手振りと表情を通して何とかやっていくほうを好んでいる」という。「彼はかなり英語を理解しているし、僕もかなり英語を理解している」とヘルナンデス。大谷が理解できていない時は説明してあげているという。
「お互いのことを知り、助け合い、学ぶことは僕たちの仕事の一部だと思う。僕たちは一緒に、彼の言語でも僕の言語でもない言語を学んでいるんだ」とヘルナンデスは2人のやり取りを説明する。大谷は英語だけでなくスペイン語も積極的に学ぼうとしており、ヘルナンデスいわく、大谷のスペイン語は「本当にうまい。彼は多くのことを知っている」そうだ。
記事は「もしかすると、いつかオオタニが『Como estas?』と尋ね、ヘルナンデスは『私は元気です。おかげさまで』と答えるかもしれない。しかし、今のところは『How are you?』『I’m fine. Thank you for asking』でうまくいく」と締められている。
(THE ANSWER編集部)