宮原知子、GP初戦貫禄V2を元世界女王が賛辞「もうザギトワのレベルに近い所にある」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカの女子で見事に連覇を達成した宮原知子(関大)。「ミス・パーフェクト」の異名がさらに似合う、進化した安定ぶりを見せつけ、海外から高く評価されていたが、元世界女王の名手は「もうザギトワのレベルにとても近い所にある」と賛辞を送っている。ロシアメディアが伝えている。
サラエボ五輪銀メダルのサムナーズ氏がGP初戦の演技を高評価
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカの女子で見事に連覇を達成した宮原知子(関大)。「ミス・パーフェクト」の異名がさらに似合う、進化した安定ぶりを見せつけ、海外から高く評価されていたが、元世界女王の名手は「もうザギトワのレベルにとても近い所にある」と賛辞を送っている。ロシアメディアが伝えている。
日本のエースが貫禄を見せつけた。宮原は昨季よりもジャンプに安定感が増し、ショートプログラム(SP)、フリーともにミスのない演技を披露。合計219.71点で2連覇を達成し、坂本花織(シスメックス)とともに日本勢で1、2位を独占した。さらに飛躍を感じさせるGPシリーズの船出となったが、とりわけ高く評価したのが、元世界女王のロザリン・サムナーズ氏(米国)だ。
ロシアメディア「sports.ru」によると、83年世界選手権を制し、84年サラエボ五輪で銀メダルを獲得した往年の名スケーターは「私がスケートアメリカで見たミヤハラの演技はもうザギトワ(のレベル)にとても近い所にある。この演技はザギトワにとって大きくないプレッシャーになるかもしれない」と話したという。
さらに「スケーターはほんの少しのミスでさえ許されない。そうでないと彼女たちは決してザギトワには追いつけない」とも語り、ザギトワとの距離を詰めるのは完璧な演技が求められると指摘したという。だからこそ、宮原は今後、五輪女王とも互角に戦える可能性を秘めていると考えているようだ。