連敗の大坂「体が悲鳴」 逆転突破望みも満身創痍「何でまだプレーしてるの?と…」
女子テニスのツアー最終戦、WTAファイナル(シンガポール、DAZN独占生中継)は24日、1次リーグ第2戦で世界ランク4位・大坂なおみ(日清食品)が同2位のアンゲリク・ケルバー(ドイツ)に4-6、7-5、4-6で敗れた。
左太もも裏に違和感、再三気にする仕草も悲壮な覚悟「何が何でも最後までやる」
女子テニスのツアー最終戦、WTAファイナル(シンガポール、DAZN独占生中継)は24日、1次リーグ第2戦で世界ランク4位・大坂なおみ(日清食品)が同2位のアンゲリク・ケルバー(ドイツ)に4-6、7-5、4-6で敗れた。2戦連続で2時間超えの死闘を演じながら2連敗。グループ最下位となったが、第3戦のキキ・ベルテンス(オランダ)戦に逆転突破の可能性は残った。第2セットから左太もも裏を再三、気にする素振りを見せたが、満身創痍で奇跡を起こす。
体は限界まで来ている。大坂は第2セットの最中、プレーが途切れると、左太もも裏を気に素振りを再三見せ、休憩の最中には左足を伸ばしてストレッチした。2戦連続2時間超の死闘。結局、フルセットまで持ち込みながら敗れた。試合後の会見では「体が悲鳴を上げてる。『何でまだプレーしているの?』と聞いてくる」と満身創痍であることを明かした。
会見の一問一答は以下の通り。
――左もも裏を気にしていたようだ。
「大したことはない。もう今シーズンラストの大会だから、何が何でも最後までやる。痛いとは言わないけど、あまり良い感じはしない」
――経験の差が出たか。
「ここに来てだいぶ年を取った気がする(笑)。チャンスはあったので、経験だとは思わない。モノにできなかっただけ。試合をまた見てみないと何が原因だとはいまいち分からない」
――2試合終えた。
「ワクワクさせてくれる大会。上位8人しか出れないベスト・オブ・ベストのトーナメント。シーズン始めはランキングが70位くらいだったので、この大会へのモチベーションは高い。参加できて嬉しいし、次の試合も楽しみ」
――リズムを掴めない原因は。
「なぜかよく分からないけど、このコートではタイミングが掴めない、サーブだろうがグラウンドストロークだろうが。微妙なフィーリング。相手が相手なのに自分でさえ、どう出るか分からない」