ボクシング界衝撃! 体重超過1.5kg→王者撃破、海外メディア「今年No.1の番狂わせ!」
ボクシングのWBC世界スーパーライト級タイトルマッチ12回戦が20日(日本時間21日)、米ニューヨークで行われ、元WBC世界ライト級暫定王者の挑戦者ライアン・ガルシア(米国)が相手の王者デビン・ヘイニー(米国)に判定勝ち。前日計量でリミット140ポンド(63.50キロ)を3.2ポンド(約1.45キロ)も上回る体重超過を犯していたが、衝撃の結末となった。
WBC世界スーパーライト級タイトルマッチ12回戦
ボクシングのWBC世界スーパーライト級タイトルマッチ12回戦が20日(日本時間21日)、米ニューヨークで行われ、元WBC世界ライト級暫定王者の挑戦者ライアン・ガルシア(米国)が相手の王者デビン・ヘイニー(米国)に判定勝ち。前日計量でリミット140ポンド(63.50キロ)を3.2ポンド(約1.45キロ)も上回る体重超過を犯していたが、衝撃の結末となった。
ガルシアは3度のダウンを奪うなど勇猛果敢にヘイニーと打ち合った。マイク・タイソンらが駆け付けた会場は熱狂の超激戦に。12ラウンドで決着はつかず、判定となったが、112-112、114-110、115-109で勝利した。英ラジオ局「トーク・スポーツ」のマイケル・ベンソン記者のXによると、ガルシアは試合後の第一声、「あんたらは本当に俺がクレイジーだと思っていたのか?」と言い放ったという。また、同記者によると2人は互いに再戦を希望しているという。
体重の大幅超過は許されるものではないが、海外メディアもこの戦いに興奮を抑えられない様子だ。英ラジオ局「トーク・スポーツ」のマイケル・ベンソン記者は自身のXで試合中から「デビン・ヘイニーVSライアン・ガルシアは混じりっけなしの狂気。なんてファイトだ」と熱狂。勝敗が決まると「本当に信じられない。試合前のあらゆる狂乱の後にガルシアがリングで職務を遂行し、王者を3度も床に伏せされ倒した。ボクシングは世界で最も予想ができないスポーツだ」とつづった。
米スポーツ専門局「CBSスポーツ」のブライアン・キャンベル記者は、Xで「今年一番の番狂わせ! ファイト・オブ・ザ・イヤーの可能性も!」と手放しで称えた。「今、自分が目にしたものが信じられない。ライアン・ガルシアにリスペクト。攻撃的なほど野心的な煽り行為だったが、うまくいった」と絶賛した。
米スポーツ専門局「ESPN」のマイク・コッピンガー記者はXで「ライアン・ガルシアがデビン・ヘイニーに判定で大きな番狂わせを決めた」と速報。「ヘイニーはこれまでは一度もダウンしたことがなかったが、3度ダウンした」と驚きの展開を伝えた。
(THE ANSWER編集部)