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水原容疑者が「最大の盾だった」 消えて感じる存在感、大谷翔平に直接話しかけた米メディアの驚き

報道陣にしゃべってこなかったのは英語力が原因ではない?

 一方で、通訳抜きのコミュニケーションが日常的になれば、大谷にも変化が起こると予測している。「その空白はオオタニにとって成長するチャンスであり、手を広げるチャンスであり、もしかすると自分の人生の主導権をより握るチャンスかもしれない」とした。

 記事は、水原容疑者が大谷周辺の状況を制御しすぎていたとみている。実際に銀行詐欺罪で訴追された際の訴状には、大谷の銀行口座にアクセスしたいという代理人や会計士からの希望をはねつけたことや、銀行からの問い合わせを大谷本人を装って騙した状況が赤裸々につづられている。

「オオタニの通訳として仕え、親友のように振舞っていた数年間、ミズハラはあまりにコントロールしすぎていたと、今私たちは理解している」「このスキャンダルはオオタニが自分の資金管理についていかに考えが甘かったかに光を当て、彼の人生がいかに管理されていたか問題提起した」

 そして、メディアと大谷がコミュニケーションを図る上でも「ミズハラがまるでオオタニとメディア間の最大の盾でもあったと分かってきた」というのだ。

 ソウルでの開幕戦を最後に水原容疑者がチームを離れてからの数日間、メディアにとっては大谷に接触しやすい状況が生まれたのだという。「ミズハラを通して質問するのではなく、報道陣はオオタニのもとに直接行き、話す時間があるか彼に尋ねた。そして驚くべきことに、彼は『もちろん。何が必要ですか?』と言った」。

 大谷はこれまで取材にあまり応じてこなかったが、それは英語力の不足が原因ではないと見ているようだ。昨年12月にはニューヨークで行われた全米野球記者協会の夕食会で、2分間に及ぶ英語スピーチをこなしている。

 通訳が常にそばにいる状況でなくても「短い期間、彼は不完全な英語でインタビューを実施し、ミズハラやアイアトンが側にいない中で全力を尽くした」。ただそれはある日突然終わり、メディアは大谷と簡単にコミュニケーションをとれなくなっているのが現状だという。

(THE ANSWER編集部)


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