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大坂なおみ、前女王が「手に取るように分かる」と重ねた“全米V後の苦悩”とは

女子テニスのツアー最終戦、WTAファイナル(シンガポール、DAZN独占生中継)は22日、初出場の世界ランク4位・大坂なおみ(日清食品)が“新旧全米女王対決”となった同6位スローン・スティーブンス(米国)に5-7、6-4、1-6で敗れ、黒星発進。優勝の本命に挙げられていた今季の全米女王に対し、昨季の全米女王は“全米V後の苦悩”について「手に取るように分かる」と明かした。

WTAファイナル初戦で、スティーブンスに敗れた大坂【写真:小林 靖】
WTAファイナル初戦で、スティーブンスに敗れた大坂【写真:小林 靖】

スティーブンスが重ねた“苦悩”「シーズン残り全欠すべきくらい疲れ切った」

 女子テニスのツアー最終戦、WTAファイナル(シンガポール、DAZN独占生中継)は22日、初出場の世界ランク4位・大坂なおみ(日清食品)が“新旧全米女王対決”となった同6位スローン・スティーブンス(米国)に5-7、6-4、1-6で敗れ、黒星発進。優勝の本命に挙げられていた今季の全米女王に対し、昨季の全米女王は“全米V後の苦悩”について「手に取るように分かる」と明かした。

 試合を振り返ったスティーブンスは「とても良い試合をしたと思っている。最初から最後まで納得のいく試合運びができた」と納得の表情を浮かべた。今季最後の4大大会となった全米オープンを制し、上昇気流に乗っていた大坂が相手。「彼女のように自信満々の選手を相手するのは容易ではないけど、前向きな姿勢で挑めた」と会心の勝利に笑みをこぼした。

 “新旧全米女王対決”。大坂とは開幕前のセレモニーで隣になり、初めて喋ったという。「せっかくの機会だと思ったので、セルフィーを撮ったりして、彼女と仲良くしようと思った。同じグループに入るとは思いもしなかったけど。とっても良い子。数分だったけど、会話できて良かった。ナオミがたぶん今回の8人中、一番大人しいかな」と印象を語った。

 自身も前年の全米オープンで4大大会初制覇。だからこそ、その苦悩について「手に取るように分かる」と明かす。「自分が優勝した後は、シーズンの残りを全欠するべきくらい疲れ切っていた」と吐露。自身は故障により長期休養明けで連戦の末に制し、より疲労もあったという。しかし、大坂は直後の東レ・パンパシフィックオープンに出場し、準優勝した。

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