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宮里藍「オフセンターでも距離が変わらないのがいい」 新ドライバー・B3MAX Dに手応え 開発者のプロ魂にも感心

元女子ゴルフ世界ランキング1位の宮里藍が、千葉・市原GC市原Cで開催されたブリヂストンスポーツのゴルフ新商品試打会に参加した。取材陣、スタッフを前にデモンストレーションでドライバーショットを披露し、感触などを語った。

ブリヂストンスポーツの新クラブを試打して手応えを語った宮里藍(左)と川崎志穂【写真:柳田通済】
ブリヂストンスポーツの新クラブを試打して手応えを語った宮里藍(左)と川崎志穂【写真:柳田通済】

ブリヂストンスポーツのゴルフ新商品試打会に参加

 元女子ゴルフ世界ランキング1位の宮里藍が、千葉・市原GC市原Cで開催されたブリヂストンスポーツのゴルフ新商品試打会に参加した。取材陣、スタッフを前にデモンストレーションでドライバーショットを披露し、感触などを語った。

 手にしたのは、『B3MAX D DRIVER』(ビースリーマックス ディー ドライバー)のロフト角10.5度。現役時代と同じゆったりとしたスイングで高い弾道を放ち、フェアウェー中央にボールを運ぶと「久しぶりに気持ちいいドローが出ました。懐かしいけど新鮮です」と感想を述べた。

 宮里は2017年シーズンを最後にツアー引退し、現在は1児の母。育児優先のため、コースに出る機会は減った。それでも、打撃レンジでの試打も踏まえ、新商品については「優しいですね。打ち出しから高く、慣性モーメントを感じてオフセンターでも距離が変わらないのがいいですね」と感触をつかんだようだ。

 慣性モーメントとは、クラブフェース面のスウィートスポットでボールをとらえることができなかった時、許容範囲を示す数値。『B3MAX D DRIVER』はまさにそれを目指したクラブで、「カーボンモノコックボディーの 『MAX やさしい高機能ドライバー』」が謳い文句になっている。ブリヂストン独自技術である「バイティングフェース」×「カーボンモノコックボディー」により、ブレずに飛ばす性能を追求 。最大40グラム超の高機能ウエイトを搭載した高慣性モーメント設計により、オフセンターヒットでの寛容性も実現している。

 試打会には、2017年プロテスト合格の川崎志穂も参加。ステップ・アップ・ツアーを主戦場にする飛ばし屋は、打撃レンジから「進化」を感じていた。手にしたのは『B3MAX DRIVER』の9.5度。ボールを打った瞬間に言った言葉は「強い!」の一言だった。

 記者も川崎のショットを見ていたが、その弾道の強さに驚かされた(飛距離は274ヤード)。川崎はその後、数発を放って手応えをつかんでいた。

「これ、すぐに試合でも使えそうです。方向性もすごくいいです」

『B3MAX DRIVER』はロフト角9.5度。構造は『B3MAX D DRIVER』と同じだが、ステンレスウェイトによって、重心をやや前に移動させて「低スピン設計」をプラスしている。米ツアーを主戦場にする古江彩佳もオフの撮影会で、このドライバーをすぐに気に入って今季の試合で使っている。出場8試合を終えた時点で平均飛距離249.29ヤード、フェアウェーキープ率86.64%。昨季の245.44ヤード、84.76%を上回っている。

 文字通り、結果でも「進化」を感じさせるクラブ。同社の開発者は実感を込めて、こう話す。

「(素材が)カーボンだからこそ強度を高めたり、たわますことができます。ただ、ここまで来るには何年もかかりました。寝られないぐらい考えた日もありましたし、柔軟性を高めながら強度を高めることには特に苦労しました」

 それでも「次(の新商品)に向けてまだやれることはあります」と力強く言った。まさにプロ魂。宮里、川崎も感心しきりだった。

ステンレスウェイトによって、重心をやや前に移動させた『B3MAX D DRIVER』のロフト角9.5度【写真:柳田通済】
ステンレスウェイトによって、重心をやや前に移動させた『B3MAX D DRIVER』のロフト角9.5度【写真:柳田通済】

(THE ANSWER編集部)


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