歴史的興行に選ばれた日本人ボクサー 陣営が強調する挑戦者・桑原拓の勝算「激しい試合になる」
ボクシングのWBA世界フライ級3位・桑原拓(大橋)が16日、5月6日に東京Dで行われる同級王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)への世界初挑戦に向け、神奈川・横浜市内の所属ジムで練習を公開した。同門の世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥と元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)の歴史的一戦の興行に参戦。陣営は勝利のポイントにメンタルを挙げた。戦績は28歳の阿久井が19勝(11KO)2敗1分け、29歳の桑原が13勝(8KO)1敗。
桑原拓が練習公開
ボクシングのWBA世界フライ級3位・桑原拓(大橋)が16日、5月6日に東京Dで行われる同級王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)への世界初挑戦に向け、神奈川・横浜市内の所属ジムで練習を公開した。同門の世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥と元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)の歴史的一戦の興行に参戦。陣営は勝利のポイントにメンタルを挙げた。戦績は28歳の阿久井が19勝(11KO)2敗1分け、29歳の桑原が13勝(8KO)1敗。
5万人近い規模でも動じない。桑原はプロ14戦のうちデビュー戦の東京・大田区総合体育館以外、全て後楽園ホールで試合。「リングに上がる時はいつも吹っ切れる。リングは1対1の勝負。そこ(会場の大きさ)は気にしない」と視界には王者だけを映した。気持ちの強さは人一倍。陣営の大橋秀行会長も勝敗のポイントを挙げながら期待を寄せた。
「当日は世界戦4試合で8人の選手がいます。そのうち6人が日本人。東京ドームは誰もが夢見る舞台です。その中の選ばれた6人。気持ちのもって行き方で勝敗が決まる。正直、桑原は(今回出場する)大橋ジムの4人で一番弱いかもしれないけど、そこ(メンタル)がうまくいっています。
気合いの入り方が違いますね。前回ユーリ選手と戦った時より断然強くなっているけど、相手も強くなっている。激しい試合になるのでは。世界戦の第1試合、相手へのリベンジ、しかも日本人対決。互いに緊張感があると思う。そこに打ち勝った方が試合に勝ちます。桑原のハートの強さに期待したい」