担架で運ばれるKO負け→東京Dで雪辱宣言 5.6に世界挑戦・桑原拓「虎になります。最強なので」
桑原「接近戦になる場面もある。ハートで勝負したい」
阿久井は11KOのうち9度の初回KOを誇る。今年1月に6度防衛中だった王者アルテム・ダラキアン(ウクライナ)に対し、終始攻めて3-0の判定勝ちだった。リングサイドで観戦した桑原は「睨みつける目が凄かった」と評する。
それでも、勇猛果敢な姿勢を崩さない。自身を何に例えるのか。「虎になります」と言い切った。「虎は最強のイメージなので」。一方、試合に向けた特製Tシャツはハートマーク付き。依頼した担当者が決めたデザインのため「意図はわからない」と苦笑いするが、「絶対に接近戦になる場面もある。ハートで勝負したい」と強い気持ちを貫いた。
この日はシャドー2回、サンドバッグ打ち2回を公開。「今も研ぎ澄まされているので、この状態をキープしたい。前回、倒されているので倒し返したい。気合いが入りすぎないようにしながらも、最後は自分が勝っているイメージを持ちながら過ごしたい」。大橋ジム4人が世界戦に臨む超大型興行。「スピードスター」の愛称を持つ29歳が、世界戦トップバッターで盛り上げる。
○…興行はAmazon プライム・ビデオにて「Prime Video presents Live Boxing」の第8弾として独占生配信される。井上と桑原のほか、WBO世界バンタム級5位・武居由樹(大橋)が王者ジェイソン・マロニー(オーストラリア)に世界初挑戦。尚弥の弟のWBA世界同級王者・井上拓真(大橋)が同級1位・石田匠(井岡)との2度目の防衛戦に臨む。同じ興行で世界戦4試合は国内最多3試合を超える史上最大規模となる。
(THE ANSWER編集部)