「好きじゃない」苦手コースで41位→6位急浮上 今季2勝・鈴木愛「何とかなった」
女子ゴルフの国内ツアー・KKT杯バンテリンレディス第2日が13日、熊本空港CC(6518ヤード、パー72)で行われた。首位と6打差の41位で出た鈴木愛(セールスフォース)が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算4アンダーでホールアウト時点では暫定6位に急浮上した。4番から3連続バーディー。「好きじゃない」と話すコースながら地力を見せた。
KKT杯バンテリンレディス
女子ゴルフの国内ツアー・KKT杯バンテリンレディス第2日が13日、熊本空港CC(6518ヤード、パー72)で行われた。首位と6打差の41位で出た鈴木愛(セールスフォース)が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算4アンダーでホールアウト時点では暫定6位に急浮上した。4番から3連続バーディー。「好きじゃない」と話すコースながら地力を見せた。
リーダーボードを駆け上がった。インスタートの鈴木は2つスコアを伸ばして迎えた4番パー5。残り225ヤードのバンカーから放った第3打をピンまで25ヤードまで運んだ。ここから寄せて1パットのバーディー。5番パー4では15メートルのバーディーパットを沈めた。さらに6番パー4は残り102ヤードから54度ウェッジで3メートルにつけ、3連続バーディーだ。
「特に前半はショットが酷かった。縦距離が悪く、パットが入らなくてショットも悪くなった」と振り返ったが、バーディーを量産。18、1番で連続バーディーを奪って流れを変えた。「どっちかというレベルではないくらい好きじゃない。凄く跳ねるし、転がる」とグリーンに苦手意識を持つコース。それでも、2017、19年賞金女王は「湿っていたこともあって何とかなった」とコース状態を把握し、上位に加わった。
今季2戦目の明治安田レディス、Vポイント×ENEOSで2週連続優勝。ツアー通算20勝に到達した。以降の3戦は優勝争いには絡めていないが、好スコアが復調を後押ししそうだ。「予選通過できてよかった。(最終日は)良い位置で回れると思うので、ショットを修正して60台で回りたい」。実力者が息を吹き返す。
(THE ANSWER編集部)