沈黙続けた大谷翔平の言葉、海外メディア一斉報道 TIMEもガーディアンも…日米、スポーツ界に留まらぬ注目
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、長く専属通訳を務めた水原一平氏が違法賭博に関与したとされる問題について自ら声明を発表した。水原氏が大谷の資金を盗用した疑いで解雇された20日以降、この問題について初めて口を開いた。注目の会見とあって、伝統ある米国のニュース誌「TIME(タイム)」や英紙「ザ・ガーディアン」までも速報。日米、スポーツ界といった枠を超えた関心が集まっている。
米スポーツの枠を超えた注目度
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、長く専属通訳を務めた水原一平氏が違法賭博に関与したとされる問題について自ら声明を発表した。水原氏が大谷の資金を盗用した疑いで解雇された20日以降、この問題について初めて口を開いた。注目の会見とあって、伝統ある米国のニュース誌「TIME(タイム)」や英紙「ザ・ガーディアン」までも速報。日米、スポーツ界といった枠を超えた関心が集まっている。
本拠地ドジャースタジアムで行われるエンゼルス戦の試合前に、大谷が自らメモを日本語で読み上げられる形で行われた会見。通訳はかつて前田健太投手の通訳を務めたことでも知られるウィル・アイアトン氏が務めた。
大谷はまず水原通訳の行動について「信頼していた方の過ちというのは悲しく、ショック」と話し、自身の行動に関しては「何かに賭けたりとか、誰かに代わって賭けたりとかもない」「ブックメーカーに送金することもない。彼(水原氏)がしていたことも知りませんでした」などと説明した。
騒動が報じられて以来、初めてメディアの前で口を開いた大谷の言葉を、100年以上の歴史を誇る「TIME」誌も速報。「ショウヘイ・オオタニがギャンブルのスキャンダルで通訳が解雇されて以来初めて発言した」との見出しで、「オオタニは、ブックメーカーへの支払いには決して同意していないと繰り返した」と報じた。
米大手放送局「CNN」も「ショウヘイ・オオタニは決してスポーツ賭博をしたことはないと語った」とのタイトルをつけた記事を配信し、「ショウヘイ・オオタニは元通訳が窃盗で告発されて以来、初めて発言した。これが彼が語ったことである」と会見で語ったコメントを紹介。さらに「オオタニは先週、ソウルシリーズ中に窃盗疑惑について初めて知ったとし、長年にわたり通訳を務めたイッペイ・ミズハラが口座から金を盗み、嘘をついたと告発した」と伝えていた。
米国、日本のメディアにとどまらず、英紙「ザ・ガーディアン」も「ショックというものを超えた:ショウヘイ・オオタニは、通訳が彼から盗み、嘘をついたと語った」と速報記事を掲載。本文では「オオタニは、先週にミズハラがメディアの前で話すとは思っていなかったし、先週のチームミーティングで初めて通訳のギャンブル問題に気づいたと語った」と会見の内容に触れた。
(THE ANSWER編集部)