大谷に知られず6.8億円の電信送金は「不可能に近い」 米経済誌、水原氏の騒動に投げかけた疑問
大谷に知られず大谷の口座から電信送金を行うことが可能なのか?
ここで「フォーブス」が注目しているのは、経済誌らしく「電信送金の仕組み」だ。
「金融機関は基本的に電信送金の額に制限を設けている。口座名義人は制限額を拡大させたり引き上げたりすることができるが、推定されるように数多くの本人確認や書類手続きを要する」とし、大谷の関与なくして送金は難しいという立場をとっている。
「もしオオタニが本当に総額450万ドル(約6億8050万円)の電信送金に数日前まで気付いていなかったとしたら、ミズハラは詐欺やなりすましといったさらなる罪に直面するだろう。彼はオオタニの法的書類を盗んだり、偽造したりする必要があったかもしれない」
「彼らは親密な関係であったため、確かにそれは可能性としてはある。ミズハラはそれらの書類にアクセスできたかもしれないが、その可能性は極めて低いと思われる。数か月後まで知られることなく、それだけ大きな額を他人の口座から電信送金で送ることは不可能に近い。少なくとも、オオタニがそれよりも頻繁に自身の口座残高を確認していると思いたいところだ。最もシンプルな説明は、オオタニが自分自身で送金したということだ」
その上で「最もありそうな筋は、ミズハラが最初に語り、その後撤回したものだ」として、水原氏が開幕戦前に「ESPN」に語った2人でコンピューターにログインし、送金したのが“事実”ではないかとしている。
水原氏は開幕戦の後にロッカールームで自らが賭博を行ったことを認めて謝罪。その後「ESPN」に対しては嘘をついたとして、このインタビュー内容を撤回している。25日(日本時間26日)には大谷がこの問題について、初めて口を開くと伝えられている。
(THE ANSWER編集部)