「相手には脅威だった」 準V岡山の大応援団に丹羽孝希が感謝「ホームより声援を感じた」【卓球Tリーグファイナル】
卓球・ノジマTリーグの年間優勝を争うプレーオフ男子決勝が23日、東京・代々木第二体育館で行われ、今季レギュラーシーズン1位の木下マイスター東京が同3位の岡山リベッツを3-1で下した。最多4度目となる2季ぶりの優勝。一方、5季ぶりにファイナルにたどり着いた岡山は初優勝とはならなかった。観衆は2002人。
ノジマTリーグプレーオフ
卓球・ノジマTリーグの年間優勝を争うプレーオフ男子決勝が23日、東京・代々木第二体育館で行われ、今季レギュラーシーズン1位の木下マイスター東京が同3位の岡山リベッツを3-1で下した。最多4度目となる2季ぶりの優勝。一方、5季ぶりにファイナルにたどり着いた岡山は初優勝とはならなかった。観衆は2002人。
岡山は悲願まであと一歩で及ばなかった。第1試合のダブルス(2ゲーム先取)は、丹羽孝希&ヤン・アンが篠塚大登&戸上隼輔のパリ五輪代表ペアに2-1で勝利。青く染まった応援団から早くも「ありがとー!」などと声援が注がれた。しかし、第2試合でハオ・シュアイがリン・ユンジュに1-3で敗れると、第3試合も31歳のヤンが16歳の松島輝空に1-3で屈した。
後がない第4試合は、吉山僚一が戸上隼輔に0-3のストレート負け。歓喜する相手を背後から見守った。男子団体でリオ五輪銀、東京五輪銅メダルの丹羽は「ダブルスからシングルスまで隙がない」と振り返り、「岡山のホームゲームよりも声援を感じていた。力になったし、相手にとっては脅威だったと思う」と感謝。「準優勝だったけど、レギュラーシーズンでまだまだ優勝できる力はない。積み重ねが大事」とチーム力アップと誓った。
今季の男子は昨季より2チーム多い6チーム制となり、上位3チームがプレーオフに進出した。レギュラーシーズン2位と3位による準決勝が22日に初めて行われ、岡山が張本智和を擁する今季2位の昨季王者・琉球アスティーダに3-1で勝利。2018-19年の初年度以来5季ぶりのプレーオフで決勝に進んだが、初優勝には届かなかった。
今季からレギュラーシーズンの勝ち点差に応じ、プレーオフは下位チームが上位チームへ前日にオーダーを開示するルールに。この日は岡山が東京に全4試合のオーダーを見せていた。丹羽は「オーダー開示が逆にやりやすい。想定している相手とやれた。結果は敗れたけど悔いはない」と胸を張った。