復帰の錦織、全仏V最有力にナダル挙げる「常に本命。これまで以上のチャンスある」
全仏でも「デシマ」達成の可能性十分も、錦織は他ライバルにも警戒
昨季、左手首の故障で後半戦欠場したナダルは、すでに全仏オープンで史上最多9度の優勝を記録。グランドスラムでも「デシマ」を達成する可能性も十分だが、錦織はほかのライバルにも警戒を強めている。
「彼は再びすごくいいプレーをしているけど、アンディとノバクも今週、力強さを取り戻すと思います」と錦織は分析。現在、開催中のマドリード・オープンに出場している世界ランク1位アンディ・マレー(英国)と2位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)も全仏に向け、復調すると予想している。
もちろん、錦織も手をこまねいているわけではない。今日10日のマドリード・オープン2回戦、ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)戦で復帰。自身初のグランドスラム制覇へ状態を万全に仕上げていく。
ナダル、マレー、ジョコビッチに加え、完全復活を果たしたロジャー・フェデラー(スイス)らBIG4の牙城を崩し、頂点にたどり着けるか。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer