復帰の錦織、全仏V最有力にナダル挙げる「常に本命。これまで以上のチャンスある」
男子テニス世界ランク8位の錦織圭(日清食品)が全仏オープン(28日開幕)を展望し、モンテカルロ・オープン、バルセロナ・オープンでともに通算10度目の優勝を果たした「クレーの帝王」、同5位のラファエル・ナダル(スペイン)を優勝候補の本命に挙げた。イタリアメディア「テニスワールド・イタリア」が報じている。
バルセロナOPで復帰の錦織、全仏最大のライバルは「クレーの帝王」?
男子テニス世界ランク8位の錦織圭(日清食品)が全仏オープン(28日開幕)を展望し、モンテカルロ・オープン、バルセロナ・オープンでともに通算10度目の優勝を果たした「クレーの帝王」、同5位のラファエル・ナダル(スペイン)を優勝候補の本命に挙げた。イタリアメディア「テニスワールド・イタリア」が報じている。
錦織は3月のマイアミ・オープン準々決勝、ファビオ・フォニーニ(イタリア)戦で敗北。その後、右手首の負傷でバルセロナ・オープンを欠場。マドリード・オープンで1か月半ぶりの実戦復帰を果たし、全仏オープンへの前哨戦に挑むことになる。
その先に控える大一番で、2015年の自己最高ベスト8以上を目指す日本のエースは大会の展望を語り、スペインの至宝を称賛している。
「ナダルは常にローランギャロス優勝の本命。今年はモンテカルロとバルセロナで優勝し、これまで以上のチャンスがあると思います」
クレーコートで絶対的な強さを示すナダルは、モンテカルロ、バルセロナで「デシマ(スペイン語で10度目の意)」と呼ばれる偉業を続けて達成した。これは2014年シーズンに、サッカー名門レアル・マドリードが10度目のUEFAチャンピオンズリーグ優勝を果たした際の呼称で、スペインでは最大級の栄光を意味する。