村田諒太、米国人記者が語るリアルな声 「勝つだけじゃなく内容も求められる」
ゴロフキンとの対戦実現の可能性にも言及
ゴロフキンはサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)に敗れ、タイトルを失ったが、未だ知名度は絶大。村田との対戦が実現すれば、世界が注目するメガファイトとなることは間違いない。
「ゴロフキンが(村田と)対戦するメリットはある。ゴロフキンはアルバレスと対戦したいけど、アルバレスはまだ若い(28歳)。3度も激しい試合は、やりたくないはず。消耗してしまう。僕が(アルバレスの)プロモーターならゴロフキンとの試合は回避する。ゴロフキンはアルバレスを待つと思うけど、待っている間の相手としては、ムラタほどいい選択はないと思う」
ゴロフキンがカネロに敗れるまでは、両陣営で東京ドーム対決の交渉が進んでいたと伝えられていたが、GGGサイドにとっても村田戦は未だ価値のあるものだと、ヘルナンデス記者は強調した。
「実現させるためには次の試合を内容のあるものにしないといけない」とブラント戦の位置づけを改めて語った上で、ゴロフキン―村田戦が実現すれば「今ならゴロフキンが楽に勝つだろうね」と冷静に指摘する。
「もちろんムラタのポテンシャルはまだわからない。さほど実績のある選手と今まで戦っていないからね。すごく慎重なステップを踏んでいる。それは彼もわかっている。全てが彼にとってのチャレンジ。これから認められる可能性は十分にあるよ。パワーがあるのはわかっているから、次の試合で強さを証明して欲しいね」
勝てば更なる可能性が開け、負ければベルトを失い瀬戸際に立たされる――。過去最強の相手と目されるブラントとの大一番。村田が絶対に負けられない戦いへ挑む。
(THE ANSWER編集部)