「他の中国選手で勝てたとは限らない」 卓球世界1位に敗れた張本美和に中国ファンが感じた脅威
卓球の国際大会、WTTシンガポールスマッシュは14日に女子シングルス3回戦が行われ、世界ランキング17位の張本美和(木下グループ)は同1位の孫穎莎(中国)にストレート負けを喫し、8強入りを逃した。中国メディアは「実力にはやはり差がある」としながらも、「真剣に対応していく必要がある」などとマークを怠らないよう、忠告している。
WTTシンガポールスマッシュ
卓球の国際大会、WTTシンガポールスマッシュは14日に女子シングルス3回戦が行われ、世界ランキング17位の張本美和(木下グループ)は同1位の孫穎莎(中国)にストレート負けを喫し、8強入りを逃した。中国メディアは「実力にはやはり差がある」としながらも、「真剣に対応していく必要がある」などとマークを怠らないよう、忠告している。
張本にとって、先月の世界卓球団体戦決勝の1番手で出場して敗れた孫穎莎とのリベンジマッチ。しかし、第1ゲームは序盤からの連続失点で2-11と落とし、第2ゲームはミドルへのボールが効いてデュースまで持ち込んだが10-12と競り負けた。第3ゲームはバックハンドで左右に散らし、最後は右ストレートにスマッシュを叩き込んでリードするシーンもあったが、最後は相手の鋭いサーブに屈して8-11。悔しいストレート負けとなった。
これには中国版SNS「ウェイボー」などに「孫頴莎が強大な実力、安定したメンタル、出色の技術を見せて、完全に相手を威圧した」「第2ゲーム、第3ゲームは張本美和に力を見せる機会を与えたが、そのうえでいずれのゲームもしっかりと勝った」「孫頴莎はメンタルが安定している。大胆でありながら、細やか」など、孫頴莎の“順当勝ち”をたたえる声が。
一方で「0-3の差は張本美和の実力を完全には表していない。孫頴莎は経験豊富で、肝心なところでプレッシャーに打ち勝ち、見事に試合に勝ったけれど、他の中国選手だったら、張本美和に勝てたとは限らない。張本美和はまだ15歳で、未来は明るい。成長し、経験を積んだら、中国卓球の最大の対戦相手の一人になるに違いない」と張本への期待と脅威が入り混じったコメントも見受けられた。
(THE ANSWER編集部)