欧州で絶賛され続ける遠藤航、圧倒的存在感示す“デュエル王”に「29億円はお買い得だ」の声も
海外サッカー、イングランド・プレミアリーグのリバプールで遠藤航が躍動している。現地10日に行われた、本拠地マンチェスター・シティー戦では中盤で相手の攻撃の芽を潰す完璧な仕事ぶりで、チーム制定のプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出。4年ぶりのリーグ制覇を目指すクラブで中盤を支える不可欠な存在となり、海外メディアから「29億円はお買い得だ」「リバプールに欠けていたもの」と絶賛され続けている。
遠藤がリバプールで躍動
海外サッカー、イングランド・プレミアリーグのリバプールで遠藤航が躍動している。現地10日に行われた、本拠地マンチェスター・シティー戦では中盤で相手の攻撃の芽を潰す完璧な仕事ぶりで、チーム制定のプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出。4年ぶりのリーグ制覇を目指すクラブで中盤を支える不可欠な存在となり、海外メディアから「29億円はお買い得だ」「リバプールに欠けていたもの」と絶賛され続けている。
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首位攻防戦で輝いた遠藤。世界屈指の司令塔の1人ケビン・デ・ブライネを相手に体をぶつけてボールを受けさせなかった。他の場面でもパスカットから相手のドリブル阻止と好プレーを連発。攻撃面でも縦へ横へパスを散らして、中盤を完全に“制圧”した。結果は1-1の痛み分けとなったが、球際で強さを発揮する“デュエル王”遠藤の存在感が際立った。
米スポーツメディア「ブリーチャー・レポート」のサッカー専門X(旧ツイッター)によると、遠藤が先発したリバプールの試合は「9勝、3分け、0敗」で脅威の負けなし。「2000万ドル(約29億円)がお買い得に思えてきた」と絶賛した。海外サッカー専門メディア「ザ・タクティカル・タイムズ」のX(旧ツイッター)は遠藤のスタッツに注目。パス成功率が96%、デュエルは7回中6回勝利、タックルは4回試みて4回成功、インターセプト2回で、数字も貢献度を裏付けていた。
昨年8月、ドイツ1部ブンデスリーガのシュツットガルトからリバプールへ移籍。今では毎週のように活躍しているが、シーズン序盤は定位置を掴めなかった。しかし、12月に入ると躍動。フラム戦では、途中出場ながら自身のプレミア初ゴールをマークし、同月のリーグ月間最優秀ゴール賞の候補に選ばれた。マンチェスター・ユナイテッドやアーセナル戦でもフル出場。活躍が認められ、同月のクラブ月間MVPに選出された。
1月にはアジアカップでチームを一時離脱。2月11日のバーンリー戦で復帰するとすぐさま活躍し、英紙「デイリー・メール」はこの試合で「アーセナル戦で欠けていたものをリバプールファンに示した。見事にプレーを壊し、1-1の状況でチームに安定感をもたらした」と高評価。同5日に敗れたアーセナル戦との違いが遠藤の存在だったと強調していた。
遠藤の活躍はリバプール1年目から結果に直結。現地2月25日のイングランドリーグ杯決勝に延長戦含め120分間フル出場すると、前半19分にはゴール前で体を投げ出し、決定機を阻止する好プレー。チェルシーを1-0で撃破し、クラブのタイトル活躍に大貢献した。
チームから信頼される遠藤には、4年間過ごした古巣のファンも特別な思いを抱いている。同月19日、ボーフムとの開幕戦で「私たちのクラブのために戦い献身してくれた4年間!DOMO ARIGATO WATARU!(どうもありがとう航!)」とドイツ語で書かれた横断幕を作製。本人不在のピッチで示したメッセージは、遠藤が愛された証拠だった。
リバプールは、28節消化時点で勝ち点64を積み重ね、勝ち点で並ぶ首位アーセナルとは得失点差の2位につけている。残り10試合。リーグ制覇へ向け、遠藤への期待は高まるばかりだ。
(THE ANSWER編集部)