大阪でグラブ購入した欧州代表右腕、カリブの小島から訪れて魅了された日本「安全で礼儀正しい」
野球日本代表・侍ジャパンと対戦した欧州代表に、大阪で購入したばかりのグラブを手にマウンドに上がった投手がいた。オランダ領の小さな島出身のフランクリン・ファンフルプ投手だ。6日と7日に京セラDで行われた「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」の第1戦に登板。「革がいいし、とても気に入っている」と真新しい相棒を披露してくれた。
「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」
野球日本代表・侍ジャパンと対戦した欧州代表に、大阪で購入したばかりのグラブを手にマウンドに上がった投手がいた。オランダ領の小さな島出身のフランクリン・ファンフルプ投手だ。6日と7日に京セラDで行われた「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」の第1戦に登板。「革がいいし、とても気に入っている」と真新しい相棒を披露してくれた。
鮮やかなオレンジ色のグラブがマウンド上で輝いた。第1戦の5番手として登場したファンフルプが左手にはめていたのは、ミズノ社製の真新しいグラブ。大阪市内の旗艦店で購入したばかりの逸品だ。「266ドル(約3万9900円)だったかな。30%オフだったんだ。革がいいし、とても気に入っている。大事にするつもりだ」。第2戦の試合前に嬉しそうに新しい相棒を見せてくれた。
初めて訪れた日本のスポーツショップ。「大好きだよ。選択肢がめちゃくちゃ多いし、質が高い。サイズ展開も良くて、誰にとっても使える。非常にユニークでもあるね」。日本が誇る老舗メーカーの品揃えの豊富さとクオリティに感激した。
ファンフルプは6回2死一、二塁から登板。1番・西川に適時二塁打を浴び、続く小園にも死球を与えたものの、独特なサイドスローで侍打線を翻弄した。大きく曲がる変化球を武器に、4番・村上を一ゴロに抑えるなど、以降5者連続でアウトを奪取。1回2/3を1安打1死球無失点とし、後続に繋いだ。
カリブ海に浮かぶセント・マーチン島出身。面積は約88平方キロメートルで「1時間半ぐらいで島一周できるぐらい小さい」という。そんな小島だが、北側はフランス領、南側はオランダ領に二分されている。ファンフルプはシント・マールテンと呼ばれるオランダ領側で9歳まで過ごした。