好プレー集を紹介

　野球の侍ジャパンに衝撃を残した大学生投手が海外から脚光を浴びている。7日の「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」第2戦。日本は6投手の継投による完全試合を達成した。とりわけ先発左腕の金丸夢斗（関大）は2回無失点で勢いをつける快投。チェコ野球協会が「日本の新星！」「20歳の驚異的才能」と投球動画を公開した。

　金丸は初球から150キロをマーク。鋭いスプリットも織り交ぜ、初回から2つの三振を奪った。2回も2つの三振を奪い、2イニングをパーフェクト。最速は151キロを記録し、大舞台で衝撃を放った。至近距離から撮った投球練習や、欧州打者から次々と三振を奪うシーンを収めた動画。公開したのは欧州代表に選手を送り込んだチェコ野球協会の公式Xだった。

　大学日本代表は7月にチェコで開催される国際大会「プラハ・ベースボール・ウイーク」に参加予定。同協会は、文面で金丸への驚きと待ち切れない様子をつづっている。

「2024年プラハ・ベースボール・ウィークの日本の新星！　ユメト・カネマルが昨日、日本の完全試合で先発した。20歳の驚異的才能は、侍ジャパンの大学生メンバー4人の中の一人で、7月にプラハに来る可能性がある。世界最高のチームの一つを欧州で見逃すな」

　バトンを受けた2番手右腕・中村優斗（愛知工大）も自己最速に並ぶ157キロで1三振を奪い、1回を完全投球。ともに今秋ドラフト1位候補に挙がっている。日本は2-0で2連勝した。