世界を渡り歩いて「日本が最もレベルの高いリーグだ」 元オリックス助っ人が日本で学んだ規律、敬意、献身
2012年から2015年まで、プロ野球のオリックスでプレーしたアレッサンドロ・マエストリ氏が京セラドーム大阪に帰ってきた。イタリア生まれ、イタリア育ちで初のNPB選手となったマエストリ氏は、7日まで行われた「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」で欧州代表の投手コーチを務めた。「THE ANSWER」の取材に対し、日本での思い出や欧州野球の発展のために日本ができることを語ってくれた。(取材・文=THE ANSWER編集部・鉾久真大)
元オリックスのマエストリ氏に単独インタビュー
2012年から2015年まで、プロ野球のオリックスでプレーしたアレッサンドロ・マエストリ氏が京セラドーム大阪に帰ってきた。イタリア生まれ、イタリア育ちで初のNPB選手となったマエストリ氏は、7日まで行われた「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」で欧州代表の投手コーチを務めた。「THE ANSWER」の取材に対し、日本での思い出や欧州野球の発展のために日本ができることを語ってくれた。(取材・文=THE ANSWER編集部・鉾久真大)
「ホームのように感じるよ。いい思い出だ」。4年間本拠地としたグラウンドに久々に帰ってきたマエストリ氏は、感慨深げにマウンドを見つめた。
「私のキャリアの中で、日本が最もレベルの高いリーグだった。だから、ここでプレーできたことを誇りに思っている」
マエストリ氏は母国イタリアはもちろん、米国のマイナーリーグや豪州などでもプレー。2012年に四国アイランドリーグplusの香川に入団し、同年7月にはNPB史上初のイタリア生まれ・イタリア育ちの選手としてオリックス入りした。4年間で1軍96試合に登板し、14勝11敗、防御率3.44の成績を残した。
2015年限りでオリックスを自由契約に。翌年にはルートインBCリーグの群馬でもプレーした。来日は、その年以来8年ぶり。「久々だね。一番恋しかったのは食べ物。焼肉、しゃぶしゃぶ、何でもさ。今回は妻と娘も来ているんだけど、いつも一緒に食べに行ってるよ。お腹いっぱいになっても食べ続けているんだ」と屈託なく笑った。