18歳、卒業6日前の現役女子高生がホールインワン第1号 入谷響、賞金10万円は「とりあえず…」
女子ゴルフの国内ツアー、明治安田レディスが7日に高知・土佐CC(6273ヤード、パー72)で開幕。初日に18歳のアマチュア・入谷響(愛知・中京高)が5番パー3で今季の国内ツアー第1号となるホールインワンを達成した。6日後に卒業式を迎える現役高校生。打つ前から「ホールインワンができるイメージがあった」と達成を予感していたという。単独首位に7アンダーの鈴木愛(セールスフォース)が立ち、3打差の2位に昨年大会優勝の吉本ひかる(マイナビ)ら4人が並んでいる。
明治安田レディスが開幕
女子ゴルフの国内ツアー、明治安田レディスが7日に高知・土佐CC(6273ヤード、パー72)で開幕。初日に18歳のアマチュア・入谷響(愛知・中京高)が5番パー3で今季の国内ツアー第1号となるホールインワンを達成した。6日後に卒業式を迎える現役高校生。打つ前から「ホールインワンができるイメージがあった」と達成を予感していたという。単独首位に7アンダーの鈴木愛(セールスフォース)が立ち、3打差の2位に昨年大会優勝の吉本ひかる(マイナビ)ら4人が並んでいる。
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今季初の快挙が生まれたのは160ヤードの5番パー3。10番スタートから1バーディー、3ボギーでこのホールを迎えた入谷は「ボールマーク5、6ヤードくらい手前」から7番アイアンを振り抜くと「あ、まっすぐ行ったな」と好感触を得た。直後、ティーを取って目を離したところで「入った!」の声が。決定的瞬間は「全く見えなかったです」と笑った。
2022年に中部ジュニア選手権、中部女子学生選手権、愛知県女子アマ選手権を制し、昨年は日本女子アマ選手権で14位といった戦績の持ち主。昨年10~11月のJLPGAプロテストは合格まで1打足りずに涙をのんだ。それでも、ツアーでのホールインワンは「去年のフジサンケイ以来で3回目」。今回もエースの予感はあったそうだ。
「ホールインワンできるんじゃないかというイメージがあって。パターだと、このバーディーパット入りそうだなという感覚と同じイメージで、行くんじゃないかなと。前の組が打っていなくて、待っていたんですよ。あのピン位置だし、あるのかなという感覚」
予感を現実にした入谷は「落ち着かないと、逆におかしくなっちゃうなと思って、深呼吸して、水飲んで、なんとか落ち着いた」という。その後の4ホールをすべてパーで上がり、イーブンパーの45位でホールアウトした。
今回のエースで土佐CC提供の賞金10万円を獲得。使い道を聞かれると「とりあえず取っとく」。13日に控えているという高校の卒業式を前に、笑みがこぼれた。