MLBも注目する日本の21歳が侍デビューへ 剛速球受けた坂倉仰天「こんなに速く球が着くのかと」
6日から始まる「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」で“世界デビュー”が期待されるのがオリックスの山下舜平大投手だ。MLB公式サイトもすでに熱視線を送る21歳右腕。前日練習のブルペンでボールを受けた広島・坂倉将吾捕手も「もう凄かった。とにかく近く感じた」と驚きを語った。
「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」前日練習
6日から始まる「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」で“世界デビュー”が期待されるのがオリックスの山下舜平大投手だ。MLB公式サイトもすでに熱視線を送る21歳右腕。前日練習のブルペンでボールを受けた広島・坂倉将吾捕手も「もう凄かった。とにかく近く感じた」と驚きを語った。
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日本を代表する選手が居並ぶ中でも、その体は一際大きく見えた。侍ジャパン初選出となった山下は5日、杉本商事バファローズスタジアム舞洲のブルペンへ。何度もタブレットで回転数などを確認しながら、一球一球丁寧に投げ込んだ。外は雨が降り、気温は6度ほど。「かなり寒かった」という右腕によると、この日の最速は150キロ程度。だが、球を受けた坂倉は大きなインパクトを口にした。
「捕っていて、近く感じました。こんなに速くボールが(ミットに)着くんだ、というぐらい。とにかく近く感じました」
坂倉は昨年11月の「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」で日本代表に初選出。4試合中3試合で先発マスクをかぶった。多くの一流投手の球を受けてきたが、山下と似ている投手は「僕が捕った中ではいない」と断言。「特に真っ直ぐ。本当にいいピッチャーだなと思いました」と太鼓判を押した。
山下は福岡大大濠高から20年のドラフト1位でオリックスに入団。昨季1軍デビューを果たすと、9勝3敗、防御率1.61の活躍でパ・リーグ新人王に選出された。MLB公式サイトは2日(日本時間3日)に「次のMLBエースになりうる5人の日本人先発投手」と題する記事を掲載しているが、ロッテ・佐々木朗希投手の次に名前を挙げられたのが山下だった。
米国から早くも注目される21歳。初の日本代表となるが、「とりあえずは自分のやるべき仕事をやりたい。全力でプレーするのが一番。そこだけは頑張りたい」と意気込んだ。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)