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15馬身差逃げ切り→すぐに12人騎乗停止の衝撃レース 海外競馬の裁定に「怠慢騎乗」「厳しすぎ」の声

欧州競馬で生まれた伏兵による大差での逃げ切り勝ちがさらに波紋を広げている。アイルランドで行われた長距離戦で大逃げを打った馬が、後方の馬の仕掛けに乗じて15馬身差の逃げ切り勝ち。レース後に優勝馬以外の全ジョッキーが騎乗停止になるという衝撃の裁定が下されたレースに、日本人ファンの間では「怠慢騎乗って言われても仕方ない」「騎乗停止は厳しすぎ」と意見が分かれている。

海外競馬、1レースで12人が騎乗停止の裁定を受けるレースが発生した(画像はイメージです)
海外競馬、1レースで12人が騎乗停止の裁定を受けるレースが発生した(画像はイメージです)

愛ダンドーク競馬場での長距離戦で伏兵が圧勝

 欧州競馬で生まれた伏兵による大差での逃げ切り勝ちがさらに波紋を広げている。アイルランドで行われた長距離戦で大逃げを打った馬が、後方の馬の仕掛けに乗じて15馬身差の逃げ切り勝ち。レース後に優勝馬以外の全ジョッキーが騎乗停止になるという衝撃の裁定が下されたレースに、日本人ファンの間では「怠慢騎乗って言われても仕方ない」「騎乗停止は厳しすぎ」と意見が分かれている。

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 現地1日にアイルランド・ダンドーク競馬場で行われた一般戦(AW3200メートル)。先頭に立った単勝19倍の伏兵・レッキングボールポール(騙6・マリガン)は逃げ足を伸ばし、大きなリードを持って最終コーナーを回った。手応えが楽なレッキングボールポールを捕まえようと後方の馬たちもずらりと横並びになって追い上げたが、時すでに遅し。ケビン・ヒーリー騎手に導かれた逃げ馬は、2着馬に15馬身差をつけて入線した。

 勝ちタイムは3分35秒24。公式記録に書かれたペースは「スロー」だった。英専門紙「レーシングポスト」は「ダンドークで騎手13人中12人が5日間の出場停止処分を受けるというドラマが起きた」などの見出しで記事を掲載。「17歳のヒーリーはポール・マリガンの調教を受けた6歳馬を、ライバルたちにほとんど挑戦する隙も与えず簡単に15馬身差の勝利に導いた」と勝利騎手を称えた一方で「しかし、後方でゴールした他の騎手12人は全員、ヒーリーとレッキングボールポールを大差で追いかけた騎乗行為により、5日間の騎乗停止処分を受けた」と記した。

 これにはネット上の日本人ファンからは「確かにこれは酷い」「異次元の逃げ馬だったのか、後続が油断しまくってた結果なのか……どっちにしても長距離でこれはすごい」「1番人気の騎手が捕まえにいかないと」「タイムは平凡 なのに15馬身 後続が怠慢騎乗って言われても仕方ない」と仕掛けが遅れた後続の騎手たちへの批判の声が。

 一方で「騎乗停止はちょっと厳しすぎない?」「これで5日間騎乗停止ってだいぶ厳しい」「勝利ジョッキーを誉めるべきだろ。騎乗停止はやり過ぎ。じゃないと差し馬圧倒的有利だろ」など、日本では見られない厳しい裁定への意見も。「クイーンスプマンテとテイエムプリキュアの大逃げワンツーが決まったエリザベス女王杯のようなものか」といった日本で見られた衝撃の逃げ切りと重ね合わせる声も上がっている。

(THE ANSWER編集部)

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