「日本のカリー」富永啓生、会場騒然の4点プレーに米絶賛 異国で認められた18得点「伝説に」
バスケットボール男子で、全米大学体育協会(NCAA)ディビジョン1・ネブラスカ大に所属する富永啓生は3日(日本時間4日)、大学最後のホームゲームとなるラトガース大との一戦に出場。チーム最多の18得点をマークし、67-56の勝利に大きく貢献した。試合後に投稿した地元への感謝に対し、米ファンからは「あなたは記憶に永遠に残る」「君より優れた30番を想像できない」などと絶賛と労いの声が集まった。
ネブラスカ大のホーム最終戦で18得点
バスケットボール男子で、全米大学体育協会(NCAA)ディビジョン1・ネブラスカ大に所属する富永啓生は3日(日本時間4日)、大学最後のホームゲームとなるラトガース大との一戦に出場。チーム最多の18得点をマークし、67-56の勝利に大きく貢献した。試合後に投稿した地元への感謝に対し、米ファンからは「あなたは記憶に永遠に残る」「君より優れた30番を想像できない」などと絶賛と労いの声が集まった。
富永が最後まで地元ファンの心をつかんだ。大学4年、公式戦では最後となるホームでの試合。最大の見せ場は57-48とリードした終盤だ。ラインから離れた位置からステップバックスリー。ファウルを受けながらも見事にリングを射抜き、場内は大歓声。フリースローも決めて「4点プレー」を成立させた。
大活躍のあと、富永はXで「この3シーズン、PBAでプレーできたことを光栄に思います。ハスカーファンからの応援がなくなるのは寂しいけど、あなた達のエネルギーに並ぶ人は永遠にいないでしょう。本当にありがとう」と感謝を記した。米ファンからは労いと称賛の声が殺到している。
「ケイセイ、あなたはハスカーファンの記憶に永遠に残るでしょう。ネブラスカ大でプレーしてくれてありがとう」
「ここ数年君を見ていて本当に楽しかった。君はファンのお気に入りになったし、伝説として語り継がれるだろう。ネブラスカ大学にプログラム史上初のNCAAトーナメント優勝をもたらすことができれば、あなたの伝説は1万年語り継がれるだろう」
「君のプレーを見るのは楽しかったよ!」
「ネブラスカのバスケットボールに活気を取り戻してくれてありがとう!あなたのハッスルとスキルは、みんなをワクワクさせてくれました。これから先の幸運を祈ります。また訪ねてきてね。カンパイ!」
「正直言うと、君より優れた30番を想像できないから背番号が欠番になることを祈っているよ。君でいてくれてありがとう」
「君のプレーが見られなくなるのは寂しいよ!思い出に残るシーズンをありがとう」
「この人のおかげで、私の息子はネブラスカのバスケットボールが本当に好きになった。今までありがとう……。でも、まだ仕事は終わってないよ!」
「Keisei, Arigato gozaimashita」
昨秋のW杯では日本代表として、パリ五輪出場権獲得に貢献した富永。3ポイントシュートの名手として米国でも知られる存在となった。現地メディアにもNBAウォリアーズのスター選手、ステフィン・カリーに例えられ「ジャパニーズ・カリー」と称賛され、カリー本人も反応するなど話題に。今後はトーナメントのプレー、NBAドラフトへのエントリーについても注目が集まる。
(THE ANSWER編集部)