早田ひなの言葉に中国脅威「自信を持ってもおかしくない」 激闘の世界卓球決勝でNo.3陳夢撃破
25日まで行われた世界卓球団体戦(韓国・釜山)は、日本女子が銀メダルを獲得。決勝では2-3と、中国をあと一歩のところまで追い詰める激闘を見せた。6連覇を達成した中国だが、決勝では世界ランク3位(現在は2位)の陳夢が同5位の早田ひなに敗れるなど苦戦。中国メディアは、大会を終えての早田のコメントにまで注目し「これだけの自信を持ってもおかしくはない」と警戒心を高めている。
世界卓球、中国は6連覇達成も日本に苦戦
25日まで行われた世界卓球団体戦(韓国・釜山)は、日本女子が銀メダルを獲得。決勝では2-3と、中国をあと一歩のところまで追い詰める激闘を見せた。6連覇を達成した中国だが、決勝では世界ランク3位(現在は2位)の陳夢が同5位の早田ひなに敗れるなど苦戦。中国メディアは、大会を終えての早田のコメントにまで注目し「これだけの自信を持ってもおかしくはない」と警戒心を高めている。
中国の専門メディア「卓球ネット」は、早田に敗れた陳夢について「すでに東京五輪の金メダリスト、元世界ランキング1位の選手ではなくなったと言わざるを得ない」と指摘。3-1で撃破した早田が帰国後の記者会見で語った内容にも注目している。
早田は「あの(世界ランク1位の)孫頴莎選手と真っ向勝負して、どっちが勝つか負けるかというところまでいかないといけない。今は可能性がゼロだと感じている。私の3つくらい上のレベルにいる孫頴莎選手にどう近づくか」とコメントしていたが、記事では「早田はやはり自らの状況をよくわきまえている。孫頴莎に対しては心服しているようだ」「これもまた非常に正常なことだ」などとこのコメントに反応している。
一方で、中国撃破に向けた闘志も込められたコメントには「早田のパフォーマンスを見ると、確かにこれだけのことを言う自信を持ってもおかしくはない」と脅威を抱いている様子だ。現世界3位の王芸迪に、早田は既に2度勝利していることもあり「確かに2人(王芸迪、陳夢)を恐れてはいないだろうし、対抗する実力を具えている」とも伝えている。
「世界の卓球のレベルが上がる中、中国以外の国々の選手の実力も大きく向上しており、中国の卓球選手と対戦する際にも自信を持って当たるようになってきている」と追い詰められた日本戦で高まった危機感を改めて感じさせていた。
(THE ANSWER編集部)