マラソン新谷仁美、涙のゴール後に示した感謝の行動に海外称賛「日本文化の全てね」「好きだ」
東京マラソンは3日、東京都庁~東京駅前行幸通りの42.195キロで行われ、女子1万メートル&ハーフマラソン日本記録保持者の36歳・新谷仁美(積水化学)が2時間21分50秒で日本人トップの6位だった。ゴール後に見せた行動には、海外ファンから「これが日本文化の全てね」「とても好きだ」といった称賛が寄せられている。
東京マラソン
東京マラソンは3日、東京都庁~東京駅前行幸通りの42.195キロで行われ、女子1万メートル&ハーフマラソン日本記録保持者の36歳・新谷仁美(積水化学)が2時間21分50秒で日本人トップの6位だった。ゴール後に見せた行動には、海外ファンから「これが日本文化の全てね」「とても好きだ」といった称賛が寄せられている。
気丈に振る舞った。ややうつむきながらゴールテープを切った新谷。しばらく歩き、係員からタオルを肩にかけられると両手で顔を覆った。そして前方に一礼。振り返り、コースにもお辞儀をした。目元を手で拭うと再び歩き出し、うつむきながら引き揚げていった。
悔しい中でも感謝を忘れなかったその行動を、東京マラソン財団の公式インスタグラムが動画で公開。日本語、英語で順位を伝えると、海外ファンからは「彼女がお辞儀をして、マラソンと周りの人たちに敬意を見せたことがとても好きだ」「おめでとう。お辞儀で見せた敬意がお気に入り。これが日本文化の全てね」「おめでとう」「そこに行けたらよかった」「よくやった!!」など振る舞いを称賛するコメントが集まっていた。
パリ五輪出場ではなく、日本記録2時間18分59秒の更新を目指しての挑戦。自己ベスト2時間19分24秒にも及ばなかった。会見では涙ながらに「一番応援が多いんじゃないかというくらい最後まで……私自身がもう日本記録ダメだろうなって思っていても、それでも応援が力になったし、動画を撮っているのはわからなかったけど、この大会で一番応援されているなって思えたことが凄く嬉しかったし、逆にここまで多くの人が来てくださったのに、パフォーマンスとして何も残せなかったのが非常に残念だったと思う」と応援への感謝とレースで感じた不甲斐なさを口にしていた。
(THE ANSWER編集部)