フェデラー、“ボールキッズ叱責問題”に持論 「いつだって敬意を払いたい」
かつてはフェデラー自身も…「素晴らしい体験だったと感じたものだよ」
特集では、フェデラー自身もかつてボールキッズだったことを紹介。ボールキッズ達も選手がプレッシャーを感じながら試合を行っていることは理解しているが、それでも大会で良い経験を積んで楽しむことが、ボールキッズ達にとって重要であると王者は感じているという。
「私達にとってボールキッズは本当に重要なんだ。なぜなら、彼らがこの競技の未来を担うことになるかもしれないのだから」
さらに自身がボールボーイを務めていた当時のことを振り返っている。
「大会を終えたときは『あぁ、全部素晴らしい体験だったな』と感じたものだよ。ネガティブなことなんて何もなかった。ボールキッズ達に、『感謝されなかったな』とか『気に入られなかったな』、『嫌な思いをしたな』という思いを抱えたまま大会を終えてほしくはないだろう?だからこそ敬意を払うべきなんだよ」
試合の円滑に進めるためには欠かせないボールキッズの存在。キッズたちにとっても、目の前で見るプロの振る舞いに憧れ、将来のファンになり、またフェデラーのようにプロを志すのかもしれない。試合中一番身近にいる存在には敬意をもって接する必要があると、テニス界屈指の人格者は強調していた。
(THE ANSWER編集部)