パリ五輪アジア最終予選での歓喜の裏で…

　2月28日に東京・国立競技場で行われたサッカー女子のパリ五輪アジア最終予選は女子日本代表（なでしこジャパン）が北朝鮮代表に2-1で勝ち、2戦合計2-1で今夏のパリ五輪の出場権を獲得した。試合後には「現主将」の熊谷紗希と「元主将」の岩清水梓との熱い抱擁が話題となったが、岩清水は自身のX（旧ツイッター）で“うっかり”だったことを告白。それでもファンからは「ふたりにもらい泣きしました」「岩清水さん、それでいいんだよ」といった感動の声が寄せられている。

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　思わず抱きついた。試合を終えた熊谷。インタビューを受ける前に、この日DAZNで解説を務めた岩清水を見つけると「イワシさぁ～ん」と声をかけながら熱い抱擁し「よかったぁ～」と声を震わせた。岩清水から「ホッとしたでしょ」と笑顔を向けられると「マジでよかったぁ～」と安堵していた。

　このシーンはDAZN公式X（旧ツイッター）が実際の動画を公開して日本のファンをウルウルさせていたが、この投稿を引用した岩清水は仕事中にもかかわらず“うっかり”していたと感じたようで、自身のXで「カメラ回ってるとは知らずに」との文言とともに、泣き笑いの絵文字を投稿。「ものすごいプレッシャーだったと思います！本当におめでとう！ホッとしたね」と続けた。

　これにはファンも感動が蘇ったようで「とても伝わるものがあって記憶に残るよいシーン」「このふたりにもらい泣きしました」「いいじゃないですか　栄光の2011CBコンビ。見ていて嬉しいです」「岩清水さん　それで良いんだよ！人は感じるから動く　感動するんだよ！」「岩清水選手　支えてくれてありがとうです」「心温まる瞬間でした」といったコメントが集まっている。

　熊谷と岩清水はともにセンターバックとしてプレーした戦友。2011年のワールドカップで初優勝に貢献。16年にはリオデジャネイロ五輪のアジア最終予選で3位となり出場権を逃した。苦楽を共にした先輩、後輩の抱擁は、試合とともに記憶に残るシーンとなりそうだ。