国内女子ツアー開幕戦・ダイキンオーキッドレディス初日

　女子ゴルフの国内ツアー開幕戦・ダイキンオーキッドレディスは29日、沖縄・琉球GC（6595ヤード、パー72）で第1ラウンドが行われ、昨季2勝でメルセデス・ランキング6位の岩井千怜（Honda）が1イーグル、5バーディーの65で回り、7アンダーで単独首位発進した。オフには異競技との交流を図り、合同練習にも参加。難コンディションの中でトレーニングの成果も口にした。2打差の2位には菊地絵理香（ミネベアミツミ）ら3人が続いている。

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　好調を実感した1日だった。岩井は出だしの1番パー4でバーディーを奪う幸先のいいスタート。3番でも伸ばし、4番パー5では2オンに成功すると「12メートルくらいあった」というイーグルパットを沈めて流れを引き寄せた。3～4.5メートルの距離が残った9番、10番のパーパットもねじ込んでピンチを逃れると、11番、16番でバーディー。最終18番パー5では代名詞ともいえる“直ドラ”で果敢に2オンを狙った。結果的に3オンだったがバーディー締め。天候が急変する難しいコンディションだったが、ノーボギーで終えた。

「先週から結構（調子が）良くなってて、今週このコースに入った時も感触が良いままで来ていたので、今日で良くなったのではなくて、良い流れで来れたと思います」

　集中力も維持しにくいラウンドでも安定したショットを連発。オフには姉の明愛とともに所属のHonda硬式野 球部の練習に参加するなど、他競技との交流で足腰を重点的に鍛えた。「今日風が強かったので、風に対応する低いボールだったりとか、安定したボールが打てたのはやっぱり体幹とか安定性があったから、上手く打てたんじゃないかなと思ってます」と効果を実感した。

　2年前に初優勝し、昨季も2勝と順調にステップアップしている岩井。「明日もバーディーをいっぱい取りたいですし、バーディーで皆さんに元気を届けたいと思います」とさらなる上昇を誓った。