日本卓球女子の表彰式を中国メディア絶賛 振る舞いと精神面は「青春の息吹を感じる」「我々の選手には見られない」
25日まで行われた世界卓球団体戦(韓国・釜山)は、日本女子が銀メダルを獲得。決勝では中国をあと一歩のところまで追い詰める激闘を見せた。両チームは表彰式で、他国も交えて友好の記念撮影も行っていたが、中国メディアは「振る舞いは実に印象的なものだった」と笑顔が目立った日本選手の爽やかさとメンタル面を称えていた。
世界卓球・女子団体戦
25日まで行われた世界卓球団体戦(韓国・釜山)は、日本女子が銀メダルを獲得。決勝では中国をあと一歩のところまで追い詰める激闘を見せた。両チームは表彰式で、他国も交えて友好の記念撮影も行っていたが、中国メディアは「振る舞いは実に印象的なものだった」と笑顔が目立った日本選手の爽やかさとメンタル面を称えていた。
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中国メディア「新浪体育」には「2000年以降に生まれた日本の女子選手、優勝を逃してもなお心晴れやか」とのタイトルで記事が掲載された。決勝では早田、平野が1勝を挙げ、53年ぶりの優勝にあと一歩のところまで迫りながら及ばず。記事では「中国を破る絶好の機会を逃したのだから、さぞがっかりしているだろうと思いきや、今回、日本の2000年以降に生まれた選手たちの表情、振る舞いは実に印象的なものだった」と表彰式の様子に注目していた。
「勝負が決まった後、日本の女子チームは全ての選手に笑顔が見られた。それも、無理に作ったのではない、青春の息吹を感じさせる純粋な微笑みである」と、爽やかな笑顔が目立ったと紹介。死闘を戦った選手たちの姿から「全力を尽くしたことが感じられた」としていた。
日本選手のメンタル面にも言及し「力を出し尽くしたうえで、おおらかに失敗に向き合うことができるその姿は我々中国の選手たちには見られないものではないだろうか。日本の女の子たちは本当に素晴らしかった」と中国選手との違いを見出していた。
試合後のインタビューで涙も見せていた中国代表の選手については「陳夢は試合後、涙と鼻水で顔をくしゃくしゃにし、孫頴莎は1人で2ポイントあげたにもかかわらず、試合後に人前で初めて涙を流した」とその感激と安堵ぶりを表現。記事では「中国の卓球選手がいかに大きな心理的プレッシャーにさらされていたか、うかがえる情景だった。勝ち負けにいかに立ち向かうか、日本の若い女子選手たちの姿に、学ぶべきものがあるかもしれない」とも記されていた。
(THE ANSWER編集部)