エンゼルス走者が呆然、ド軍ベッツにはめられ併殺完成 日本ファン「ランナーは何してるんや」
米大リーグのオープン戦では24日(日本時間25日)、大谷翔平投手の所属するドジャースが、昨季まで所属したエンゼルスと対戦した。大谷の登場はなかったものの、新たなチームメートのムーキー・ベッツ内野手らが打者の隙を見逃さず併殺プレーを完成。米ファンからは「彼にできないことはあるのか」「違うレベルにいる」と驚きの声が集まっている。
ロサンゼルスを本拠地にする2チームがオープン戦で対戦
米大リーグのオープン戦では24日(日本時間25日)、大谷翔平投手の所属するドジャースが、昨季まで所属したエンゼルスと対戦した。大谷の登場はなかったものの、新たなチームメートのムーキー・ベッツ内野手らが打者の隙を見逃さず併殺プレーを完成。米ファンからは「彼にできないことはあるのか」「違うレベルにいる」と驚きの声が集まっている。
観客も選手も、一瞬何が起こったか理解できなかったようだ。エンゼルスのホームで行われた試合は1回裏、先頭のミッキー・モニアックが中前打で出塁。続くプロ2年目の22歳、ノーラン・シャヌエルが右前打で続き無死一、三塁という理想的な好機を作った。
ここで打席には復活が期待されるマイク・トラウトが立ったものの、右翼への浅いフライに倒れた。三走はスタートを切れず、捕球した右翼手のアンディ・パヘスは本塁へ送球。一塁手がカットの態勢に入り、一塁ベースには誰も入っていなかったためか、一走は一、二塁間で立ち尽くしていた。
これを見逃さなかったのが、二塁手のベッツだ。捕球時には右翼手のすぐ前まで接近していたものの、がら空きの一塁に猛ダッシュしながら送球を受けた。一走シャヌエルは慌てて頭から戻ったが、間に合わずタッチアウト。併殺完成で、何が起こったのかわからないという様子だった。
米カリフォルニア州の地元ラジオ局「ESPNロサンゼルス」でドジャース番を務めるブレイク・ハリス記者は自身のX(旧ツイッター)で「二塁手ムーキー・ベッツが次のレベルのプレーを見せ、ダブルプレーを決めた」と驚きをもってこのプレーを紹介。米ファンからは賛辞が殺到した。
「これは印象的だ」
「えーずるいよ」
「チェスをプレーしているのか?! なんてこった」
「二塁手のゴールドグラブ並みのプレーだ。ムーキーは違うレベルにいる」
「彼はすべてにおいて優れている」
「彼にできないことはあるのか」
「これぞプレーだわ(笑)」
また昨季までエンゼルス野球をよく見ていた日本ファンからは「相変わらず気を抜きながら野球やってる」「ファーストランナーは何してるんやろ」「こういうことなんよエンゼルスは」などとのコメントもあった。外野手部門で6度のゴールドグラブ受賞歴のあるベッツは、今季から主に二塁手として起用される方針になっている。抜群の身体能力で、どんな驚きのプレーを見せてくれるだろうか。
(THE ANSWER編集部)